- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065156407
作品紹介・あらすじ
和真と創馬、そして月子。秋の訪れとともに、親子三人の関係も変わっていく。何が家族を繋ぐのか、なぜ家族は一緒にいるのか、そして、彼らはまたひとつになれるのか!? カシオペア座、ペルセウス座、黄道十二星座の天秤座、蠍座、射手座。秋の星座は、未来へつなぐ希望の物語。 好きな人と夜空を見上げたくなる――人生讃歌エンタメ小説、ついに完結!
感想・レビュー・書評
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4巻は村上との対決です。いろいろな人の思惑が絡み合ってラストに突き進んでいきます。誰が敵で誰が味方なのか。ドキドキの展開です。
最終巻なので全体と通しての感想も。解説でも書かれていますが、4つの季節を冬夏春秋の順で進めたのは秀逸ですね。あとギリシア神話に対する見方がすっかり変わりました。こういう見方もあるんだなと思いつつ、一度ちゃんとギリシア神話を読んでみたくなりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泣きました。
でも、3巻の方が泣いたかも。
ちょっと暴力的な感じ怖かったです。
でも、みんなが前を向いて進めるようになって良かった! -
秋の気配と共に「三茶のプラネタリウム」へ過去からの亡霊たちが訪れる。元恋人、死んだ仲間、そして宿敵の姿をとって…。和真と創真はひとり娘・月子の幸せを願って、それぞれの過去と対峙する。星座館の仲間の祈りは星に届くのか。大切な人に読み継ぎたい、星と家族の人生讃歌物語、感動のフィナーレ。
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一般文庫日本小説。所蔵。
ギリシャ神話好きで星好きならこの本を嫌いになる理由がない。 -
星と家族を紡ぐ心温まる物語の完結
本作が最後で和真、創馬と月子の物語が終わってしまうかと思うと寂しさでいっぱいです。
また、本作の季節が秋というのも読者と物語の別れの雰囲気を一層 醸し出しているような気がします・・・
冬のオリオンからはじまった現代アレンジの星座の物語と和真たちの周りの人々のドラマは一つ一つ増えていき世界観を広げてきました。
ここで終わってしまうのが非常に残念です。
完結となる本巻は最後に相応しく、全巻の最後で月子の父親だと名乗り出たあの人や、今まで本気を出してなかったあの人や、前作で死んだはずのあの人だとかが物語を掻き乱します!
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なんとか4巻まで読み終えられた…
星座の話への持って行き方が大分無理矢理だったかなぁ…
月子の笑顔が戻って良かった
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三軒茶屋星座館シリーズの完結。和真の星座の物語りが楽しい作品だったでなかなかの良策だと思うが、月子の生い立ちとかを追い出して大きな話になっていたのが少し残念だったかな。月子のイメージはおかっぱ頭の少女だったけど、読者によっては違うんだろうなとか思った