作品紹介・あらすじ
本編では描かれなかったキャラクターのその後。5つの番外編を収録。Line.1.5 秋村肖太、Line.67 牛尾直也、Line.68 菊原桐郎、Line.x ヨハネスクレーマン、Line.69 安斎結貴 平つかさ
感想・レビュー・書評
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どちらが正義でどちらが悪でというものでもなく
多分終わりというものもない。
デビルズラインという物語の世界観に相応しい、
所謂”ラスト”の無い最終巻でした。
救いがないようであるようで。
そうして、続いていくのだなと
静かに思えるお話ばかりでした。
特に心に残ったのは、牛尾さんのエピソードの
否定するのをやめれば少し自由になる という言葉です。
小さいかもしれないけれど、それが全てを解す糸口に
なり得るのかもしれません。
つかさちゃんのお母さんがとってもつかさちゃんのお母さんな感じで安心しました。
お父さんも優しいし、安斎さんも誠実だし。
何が有るかはわからないから、絶対大丈夫とは言えない。
でも、大丈夫にするんだという決意はある。
二人の仲はあまり進展していなくて、
結婚もやっと出てきたくらいのようですが
どんな道を進むにしてもきっと二人で乗り越えていくのだろうと思えました。
著者プロフィール
2013年3月『デビルズライン』で連載デビュー(掲載誌『モーニング・ツー』)。小食系で草食系。たまに室内で走る。
「2016年 『デビルズライン(7)』 で使われていた紹介文から引用しています。」
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