彼岸島 48日後…(20) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065163665

作品紹介・あらすじ

囚われの仲間・勝次を救うため、上野を目指す明たち。しかし、その勝次は巣鴨で邪鬼に捕まっているという。真相を探るため巣鴨の邪鬼・クソ喰い爺に戦いを挑んだ明だったが、爺の変幻自在の攻撃にあえなく敗北。唯一の武器である義手刀を失い、爺に捕らえられてしまう。明が身動きができない中、仲間たちを襲い出す爺。恐るべき爺の暴食を、止める手立てはあるのか!? 吸血鬼サバイバルアクション、第20巻!!!

感想・レビュー・書評

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  • 漫画喫茶で読みました。

    クソ喰い爺が寺から出てきたので筏待機組が回避行動、
    明がクソ喰い爺の背中から抜け出し鮫島たちと合流。
    鮫島が義手刀を回収しに行く。
    ユカポンの決死のダイブで義手刀が明に渡り反撃開始。
    クソ喰い爺の玉袋を切断したら皮が剥けて無数の触手が生え、
    体力回復のために背中の人間を食べ始めたため勝次かもしれない人間が食べられる前に決着をつける必要が生じる。
    ビルの屋上を陥没させてクソ喰い爺の頭に飛び移れるようにし、
    クソ喰い爺を討伐。
    勝次かもしれなかった子供を救出したら勝次じゃなかった。
    でも勝次と面識があるっぽい。

    よく話題になる「こんな所に みかんがあるよ」からの木片ブッ挿し蜜柑野球は、この巻。
    もうこの際だから明の正確無比な打撃センスは良しとしよう。
    でも、流石に挿した木片を打つから蜜柑は潰れないって、慣性の法則を無視してないだろうか?
    正確に木片を打ったとしても、木片が蜜柑を突き抜けて飛んでいき、残った蜜柑がバットに潰されると思うのだけど。
    そもそもなんで+どうやって蜜柑が筏に用意されていたのかはマジで不明。

    更に言えば、この木片が強すぎる。
    クソ喰い爺の背中に埋め込まれた明が、上には抜けられないから下の穴(糞収集穴)から抜け出そうとするのは分かる。
    そして、その穴がキツすぎて降りていけないのも、そりゃそうだろう。
    で、そこにたまたま突き刺さっていた木材から木片を入手するのも、御都合主義すぎるけど良いだろう。
    まさか前巻の最後の方で木材を突き刺した木材が伏線になるとは思わないけどね。
    で、その木片で明が降りていけるくらいに穴を切り刻んで広げる!?しかも足の指に挟んだ木片で!!??
    そんなことある?木片の切れ味(と強度)良すぎない?

    水が澄みすぎなんだよなぁ。
    巨大な邪鬼が暴れまわって糞を食い散らかしてるのに。

    クソ喰い爺、人間を食べて頭蓋骨だけ吐き出してたけど、よくまぁそんな器用な食べ方をする。
    人間が魚を丸ごと食べて頭の骨だけ吐き出すみたいなもんだぞ。
    頭蓋骨の中身はどうしたんだろう。

    もの凄い躍動感のない疾走や階段登りが描かれている。
    そういや、もう明って全く足を引き摺ってない。
    大阪から箱根まで歩いてきたんだろうし、流石に完治したのかな?

    クソ喰い爺の顔面を斬っているときは大して深く斬れていないのに、義手刀の刃渡りよりも遥かに太い首は一刀両断。
    あの義手刀からは真空波でも出てるんだろうか?
    なんてのは『彼岸島』ではよくあること。

    文房具のカッターであんなにサクサク切れるのなら爪でも穴くらい空けられそうだけど。
    カッターがサブタイトルになるほどの重要アイテム・・・これも伏線なんだろうか?

    ちなみにクソ喰い爺戦は作者曰く「これを描いてた時は疲れていたのかも」とのこと。

    ---

    山下:
    岩井と行動を共にしている人間。
    クソ喰い爺から逃げている途中でクソ喰い爺に捕まって背中へ。

    ネズミ:
    明の仲間。
    クソ喰い爺から逃げている途中でクソ喰い爺に捕まって背中へ、頭から埋め込まれる。

    鮫島:
    明の仲間。
    巨体なのに頻繁に恐怖で脚ががくがくしている。
    明の義手刀を見つけてくる。
    ただでさえ隻眼で立体感が掴みづらいだろうに、よく水中の義手刀を見つけられたもんだ。

    ユカポン:
    明の仲間。
    クソ喰い爺から逃げている途中でクソ喰い爺に捕まりそうなところを、クソ喰い爺の糞袋から抜け出した明に救われる。
    ちなみに捕まったときの悲鳴が「ひえええええ」である。
    クソ喰い爺に見つかって水中に弾き落とされた義手刀を飛び込んで確保する。
    ちなみにユカポンはカナヅチである。
    素っ裸の明を見て顔を両手で覆うが、そうはいっても指の隙間から見てしまう。
    ちなみに明の方が年下である。
    いまのところ完璧なヒロイン。

    クソ喰い爺:
    人間の糞でアンチエイジングを図る邪鬼。
    元は山下の近所に住んでいた優しい笑顔のじいさんだった。
    子供好きで、よくお菓子をあげていたとのこと。
    でも腹では若さに嫉妬していたと考えられる。
    そして、その若さの省庁はそそり立つチンコ。
    捕えた人間は背中に埋め込み、自分の嘔吐物を喰わせることで下痢にさせて糞の生産効率を上げている。
    下痢だと液体っぽくなっちゃうけど、やっぱ爺だから柔らかくないと食べられないんだろうか?

    触手爺:
    クソ喰い爺が顎の玉袋を切断されてイキった姿。
    首の皮が剥けると格子状の穴が開いており、そこから触手が生えてくる。
    この触手は玉袋よりも攻撃力がアリ、ビルを貫通するほど。

    怒れる鬼神:
    明のこと。
    鮫島呼称。
    ちなみに、この怒れる鬼神に対しても鮫島は震え上がる。

    勝次かもしれない子供:
    クソ喰い爺に囚われている子供。
    勝次と同じ野球帽を被っていたらしく、明たちがクソ喰い爺を倒すことに。

    左吉:
    実際にクソ喰い爺に捕まっていた子供。
    勝次の自称弟分。
    勝次と面識があり、明の話を聞かされている(ので明の名前を呼んでいた)。
    帽子も勝次から貰った。
    ちなみに、この巻には次巻予告にしか名前が出てこない。

    井之口青果店:
    鮫島が義手刀を探しに行っている間に明たちが隠れていた建物。
    ちなみに明の実家も青果店(宮本青果店)である。

    ヤマダ[薬]:
    薬局と思われる。
    怪我が絶えないし、また高熱を出たとき用に薬を確保しておいた方が良いのでは。

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著者プロフィール

1974年6月4日生まれ。デビュー作は第39回ちばてつや賞<ヤング部門>大賞を受賞した『彼女は笑う』。代表作に『サオリ』、『クーデタークラブ』などがある。

「2015年 『彼岸島 48日後…(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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