- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065165584
作品紹介・あらすじ
何度だって、飛んで行くよ。
笑わないで聞いて欲しい。
これは、“絶対に約束を破れない”体質になった男の、一生に一度の恋の話だ。
全てを賭けて臨んだオーディションに落ち、女優になる夢を諦めようとする国木アオ。自室で失意に暮れる中、突如地震が発生、目の前に一人の男――幼馴染の森久太郎が現れた。聞けば久太郎は、約束を果たす時が来ると、その場に瞬間移動する体質になってしまったと言う! 極上の感動を約束する傑作恋愛小説。
感想・レビュー・書評
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どんな状況でも"約束を守る"体質でよかった。
悲しい物語ではなくて、あったかくて優しい物語でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アニメ映画にできそう(褒めてる)。監督はベタだけど新海さんかなー。王道な展開でわかってもウルウル。とりあえず、約束は守って欲しいし、守れない約束はしないで欲しい。切に思う。
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色んな人が、色んなものを約束に預けてるんだ。
遠い日の願いだったり、友達との違いだったり、曲げられない決意だったり。
そういう誰かと一緒に守りたい思いの入れ物が、約束なんだ。
人との約束が破られる時は、約束をした側よりされた側の方がきっと覚えている。
以前好きだった人はあまり約束を守ってくれない人だった。
一緒に温泉行きたいね。
今度ここ来ようよ。
また会おうね、連絡するよ。
未来に向けられた言葉に期待することが怖くなった。
この本を読んで約束の暖かさに触れることができた。
駄菓子屋のおばちゃんの話が好きだった。 -
最初はかわいらしい話と思っていたけれど、最後にかけての展開がそういうことかと腑に落ちて満足
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北川恵海のヒーローズ4作品を読み終えたばかりでこの作品に出会い驚かされた。
この作品にも、何と「ヒーロー」と「修司」が登場した。
主人公アオのヒーローは久太郎だが、修司とヒーロー偶然なのかどちらかの作家が影響されたのか
この作品については約束については考えさせられた。
今まで自分はどのような約束をし、守ってきたのだろうかと。
自分に対する約束は反故にしていることが多々あると言うのが正直なとこころだ。
自分以外に対してはどうだろう。
瀬那作品初めて読んだが、別な作品も読んでみようと思う。 -
なぜかわからないけど、「ぼくは明日、昨日のきみどデートする」を思い出した。伏線の回収がすごい
映画化してほしい
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ライトSFという感じ?途中から思いもよらない展開になって、こよりを作るようにいろんなエピソードがまとまっていく快感もあって、読後感もよい。思わぬ拾い物をした、って感じだった。
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「約束を果たしにきた」
そう言って、他人との約束を守り続ける男“久太郎“と初恋の相手である女優を目指す“アオ“との恋物語。
離れ、近づき、また離れた二人。
SF要素も含まれていたが、純粋にいいとてもお話。
約束を果たすために生きてきた男が、物語終盤でやっと気付いた大切なこと。
読後、「約束のない人生なんて寂しいだろう?」この言葉が重く響く。 -
再会した思い人は、"絶対に約束を破ることのできない"体質になっていた! 極上の恋愛小説!