アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ 代表作から知られざる初期作品、習作まで

制作 : 堺 アルフォンス・ミュシャ館(公益財団法人堺市文化振興財団) 
  • 講談社
4.14
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065168905

作品紹介・あらすじ

アール・ヌーヴォーを代表する画家、ミュシャは日本人好みの作風でいまも高い人気があります。
本書は、没後80周年を機に、世界有数のコレクションを誇る堺 アルフォンス・ミュシャ館の秘蔵の作品を中心とした作品集です。
 ミュシャ作品集はいままでにも多数ありますが、
○堺 アルフォンス・ミュシャ館のみが所蔵する油彩大作「ハーモニー」を掲載
○ポスターから油彩まで、ミュシャの代表作を網羅
○テーマ別にミュシャを解説。ミュシャの理解が深まります
○他の作品集では見ることのできない、ミュシャの初期作品や習作、下絵などを掲載
○完成作品と習作を見比べることができる
○ミュシャ作品約470点を掲載
○初期の傑作童話《白い象の伝説》の挿絵を抄訳とともに紹介
 など、ミュシャファンなら手元に置いておきたい作品集です

感想・レビュー・書評

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  • STAY HOME週間である今年のGW
    アルフォンス・ミュシャの作品を見て過ごします。
    美しくて、うっとり。
    ぜひあやかりたいものです。

    でも本当は堺アルフォンス・ミュシャ館に行きたい!
    コロナが終わったら、関西に最低十日間滞在して。
    行きたいところたくさんあります。

    この本の良い所はミュシャの作品が楽しめるだけでなく
    彼が影響を受けた、あるいは参考にした作品も掲載されていること。

    たとえば、ミュシャはサラ・ベルナールを描いたことで大ブレイクしたのですが、その前にサラを描いていたウジェーヌ・グラッセの絵。初めて見ました。
    また、≪黄道十二宮≫の参考にしたビザンティン「皇妃テオドラ」のモザイクや、≪ハムレット≫ではケルト美術の最高傑作『ケルズの書』「キリストの肖像」を。

    ところで彼の経歴をみると「希望の美術学校への入学がかなわず」「勤め先火災で失業」「やっと美術学校に行くが奨学金打ち切り」などあり、時代の寵児となったのは35歳。
    それからたくさんの作品を仕上げていくのですが、
    50歳ごろから仕事を選ぶようになるのです。
    50にして天命を知ったのでしょうか。

    そういうわけで、ただ絵を楽しむだけでなく
    いろいろお勉強になる本です。

  • たまたまポスターを見てアルフォンスミュシャ館の存在を知り、展示が良すぎてミュシャにハマり購入。サラ・ベルナールとの関係性が展示ではよく分からなかったので詳しく書いていて良かった。とにかくページをめくるだけでうっとりする。
    ミュシャ…いいよね…。

  • S図書館
    コート紙(つるつるの紙)が使われていて写真集のようだ
    写真が大小様々なのが残念

  • 少し前東京で大規模なミュシャ展があった。

    観に行けばよかったと後悔しきりだ。

    2019年は、豊田市美術館と国立国際美術館で、クリムトを堪能した。

    2020年は、コロナ禍で美術展は中止、延期になった。
    もしくは予約制などで、大規模な美術展は行きづらくなった。

    2021年は方針転換して地域に根付いた美術館・博物館を訪問することにした。

    その手始めが、堺アルフォンス・ミュシャ館だ。

    二度目の緊急事態宣言が解除された間隙を縫って訪問した。

    JR堺市駅で下車、改札を出て2階の連絡橋を数分歩くとすぐだ。
    2階で入場券を買って、JAF割引あるよ、4階に上がり、3階にあり、2階に戻ってくるのが順序だ。

    本書は、堺アルフォンス・ミュシャ館が著者であり、本家本元のミュージアム・ショップでも売られている。

    訪問直後、緊急事態宣言解除要求した大阪府で、コロナ患者が急増した。

    解除後のシミュレーション何ぞ全然してない。

    緊急事態宣言解除に同意した尾身さん達、どう思ってるのかな?
    ドクトル・マンボウ後悔期だな。

    堺アルフォンス・ミュシャ館は、コロナ禍に関わらず
    元々がそれほど混んでいないとのこと。

    2時間かけてミュシャを堪能できた。
    なかなか行けない人は、本書で疑似体験してほしい。

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著者プロフィール

Alfons Maria Mucha 1860-1939。アール・ヌーヴォーを代表するチェコの画家

「2020年 『アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ 代表作から知られざる初期作品、習作まで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アルフォンス・ミュシャの作品

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