盲導犬引退物語 (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065174517

作品紹介・あらすじ

人のために働く盲導犬。10歳ごろには引退します。年取った盲導犬は、だれがめんどうを見ているのでしょう? どんな生活をしているのでしょう?

学校でいじめられていた女の子に寄り添ったバルダ/犬嫌いな家族をかえたグレッグ/引退した犬を順番に12頭も引き取った人の話、など6つのお話が入っています。

<小学校初級から・すべての漢字にふりがなつき>

感想・レビュー・書評

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  • 最近、通勤途中の電車の中で盲導犬を連れた女性を見かける。混雑した電車の中で静かに床に伏せている盲導犬を見て、そのクレバーさに驚いた。そのような盲導犬の引退後の生活を描いた本書は、今までにない視点であり、大変興味深いものであった。引退犬はたとえ飼い主が変わっても、しっかりと飼い主に寄り添い、家族の一員となって天寿を全うしていく様は、静かな感動をもたらす。青い鳥文庫なので小学生向けの作品なのだろうが、年齢に関係なく読んでもらいたい作品だ。今回は第2章までであったが、ぜひとも残りの3篇も読んでみたい。

    #盲導犬引退物語 #NetGalleyJP

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著者プロフィール

京都府生まれ。ノンフィクションから童話まで小学校初級から中級向けの作品を中心に幅広く執筆している。『盲導犬不合格物語』(学研教育出版)で、第52回産経児童出版文化賞を受賞。(同書は、加筆・修正のうえ講談社青い鳥文庫に収録)。ほかのおもな作品に『目の見えない子ねこ、どろっぷ』『犬たちよ、今、助けに行くからね』(講談社)、『盲導犬引退物語』『犬の車いす物語』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『命の重さはみな同じ』『助かった命と、助からなかった命』(いずれも学研教育出版)などがある。日本児童文芸家協会会員。日本ペンクラブ会員。


「2022年 『サバンナで野生動物を守る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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