今日の買い物[新装版]

  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065174876

作品紹介・あらすじ

買い物は店へのエールである。今はもう失われてしまった店の記憶や、変わらぬ老舗の味。スタイルのある洋服やアクセサリー、そして古びないプロダクトデザイン。今日もまた、いろいろなものを縦横無尽に買い物する2人の、もの選びのセンスとは? ものを選ぶことが仕事でもある編集者岡本仁+ファッションディレクター岡本敬子の大人気買い物エッセイ、新装版が登場!(解説・平野紗季子)

感想・レビュー・書評

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  • ブログで公開された記録の紙媒体。
    本文と写真が離れ離れなのが悲しい。

    「文豪プレイ」としての買い物記録。
    買い物を投票と考えてエールを送るように何かを手に入れる、一度お金を払って自分のものにしてみないと何も学べない、
    とご自身で分析されながらの買い物(生活)の記録。

    何ににどんな風にお金を使うのか、ということはひとを赤裸々にすると思う。

  • つい数年前まではファストファッションが大流行りだった。予算をかけずに今をあらわすデザインを求め、飽きたら捨てる。
    そんなファストファッションも斜陽だと言う。いまは飽きたらメルカリやZOZO USEDで高値で売れる、ブランドものを買うのだと。
    なるほど。あとがきに登場する平野紗季子さんも、そのように書いていた。

    2005年に発刊された『今日の買い物』新装版が先月末に再販された。日本のお買い物事情は14年前とはかなり変化を見せていた。

    『いまや情報量が爆発的に増え、買い物が楽しみではなくストレスになる世の中であるらしいから、買い物を投票と考えてエールを送るように何かを手に入れる、一度お金を払って自分のものにしてみないと何も学べない世代の愚かさを笑われるだけかもしれない。』まえがきより

    そうなのだ。
    バブルの生き残りだった私たちは、買って使って自身で確かめる。
    応援、投票するように買い物をする、最後の世代なのかも。

    岡本仁さんは、買い物にまつわるエトセトラな想い出を綴り、敬子さんはモノそのものについての溢れる愛情を表す。

    エッセイを書けるほど想いがあるお買い物は幸福だ。

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著者プロフィール

岡本仁 編集者。北海道夕張市生まれ。大学卒業後にテレビ局を経てマガジンハウスに入社、雑誌『ブルータス』『リラックス』『クウネル』などの編集に携わる。2009年よりランドスケーププロダクツにてプランニングや編集を担当。近年はキュレーションなども手掛ける。著書に『ぼくの東京地図』『また旅』『果てしのない本の話』ほか多数。Instagram:@manincafe



「2019年 『今日の買い物[新装版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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