リアルアカウント(24) (講談社コミックス)

著者 : 渡辺静 オクショウ

• 講談社 (2019年12月9日発売)

作品紹介・あらすじ

キミは、誰にホントに必要とされてる？　舞台はSNS！　賭けるはツナガリ！　新世紀型デスゲーム始動！！　衝撃と興奮の「頭脳バトルコンペ」受賞作！！


最終デスゲーム『リアルフォロワー決戦』開始！
数え切れぬ犠牲を払い、アンティキティラ屋上に到達したプレイヤー達。その眼前に立ちはだかるラスボスは「真マーブル」。いま最凶最大の宿敵との最終決戦が始まる！ 真マーブルの正体、リアルアカウント社の究極目標、そしてラストゲームに仕掛けられた罠……。恐るべき謎が全て暴かれた暁に、ユウマ達が選択し、辿り着く“結末”とは──!?

感想・レビュー・書評

[スグル日和さんの感想 · 2020年1月5日]

最後のゲーム「リアルフォロワー決戦」で堂々完結！納得いく終わり方で大満足です！！

(ネタバレあり)
最後のゲームも良く考えられてる。集団心理をうまく扱う真マーブルはやはり強い。
おれもマーブルをフォローしちゃうかも。

絶望的な状況でもリアアカに屈しないユウマと仲間達。カッコ良すぎです…！！
捨て台詞も言わずに黙して死ぬマッチョさんカッコ良いっす。
イケメン男あんまり活躍してなかったのに最期フォロワー外しで逝ってイケメンじゃん…。
まさかのアナウンサーとデスクが味方についたのも熱い展開！
アナウンサー「偏向報道はわたしたちのお家芸ですから！！」のシーンに「アナウンサーの個人的な意見で公式見解ではありません」てテロップが出てるの笑うwww

AV女優桜芽カルアと童貞少年マモルの組み合わせ好きだったが最期も素晴らしかったな。
カルアを守り抜いて死んだマモル。
自衛隊ヘリに、ちゃんと葬れるようにマモルを抱いて連れていこうとするカルア…切ないですね。
そしてアクトとの子どもに「マモル」と名付ける。カルアは良い肝っ玉お母さんになりそうです。

てかマグマグ、結局妹(恋人だっけ？)の笑顔取り戻せたのか気になるんですけどーー！！！？？
その他のキャラについても、ラストはもっと掘り下げても良かった気もするが、そこが逆にスムーズでしつこくない終わり方になってて良いのかなとも思う。
バッドエンドじゃないし、「実はまだリアアカ生きてた」みたいな不穏な終わり方などもせず、変に凝らずに終わらせたのはとても素晴らしい。

「歴史に残る作品を目指さない」という目標があるとのこと、時事ネタが多く歴史には残らないかもしれないが、だからこそ現代を生きる人たちの心にヒットする漫画作品になりうる。
超面白かったです。

[ゆか@性癖アカさんの感想 · 2021年8月3日]

ちゃんと物語が完結していて面白かった
2021.8.3 ミズキ推し

著者プロフィール

出身：愛媛県、血液型：Ｂ型、デビュー：『学舎オーバードライヴ』（マガジンSPECIAL 2004年No.7）、受賞歴：第72回新人漫画賞・入選受賞、作品：『イロコイ』（マガジンSPECIAL 2005年No.2～No.6） 、マガジンKC『CHIMES』全５巻、『この彼女はフィクションです。』全４巻。

「2014年 『リアルアカウント（1）』 で使われていた紹介文から引用しています。」