- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065175781
作品紹介・あらすじ
才能 VS.努力
熱血算術少女たちに、寺子屋の師匠は振り回されっぱなし!
『髪結百花』で第一回日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞した新鋭のデビュー作、待望の文庫化!
享保十一年、茅ヶ崎は大岡越前守の菩堤寺である浄見寺。今は亡き夫の跡を継ぎ、桃は寺子屋で子どもたち相手にお師匠さまをしている。そんなある日、酒匂川の氾濫で両親を亡くした春が寺子屋を訪ねてくる。すでに大人の身でありながら、もう一度算術を学び直したいという。はじめは戸惑う桃だったが、春の朴訥さと一生懸命さに次第に魅せられていく。しかし、寺子屋で一番秀才な生意気娘・鈴が黙っているはずはなく……。
第11回小説現代長編新人賞受賞作!
感想・レビュー・書評
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私とは相性があまり良くなくて、スムーズに読み進められず…。
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算学の塾を開いている桃と、その生徒である鈴、春が算学を学びながら成長していく姿を描いた時代物。亡くなった夫の跡を継いで塾をやっているものの、算学をそれほど熱心になれない桃と、算学を学ぶ事に情熱を傾けている鈴、天性の才能で算学を学ぶ春。三者三様の姿が面白い。だけど、私自身が算学を面白いと思えないせいか、いまいち入り込めなかった。あの時代、女性が算学を学ぶことは意味ないと思われただろうし。
他の作品を読もうと思えなかったな。 -
寺子屋を舞台に、女師匠と熱血算術少女たちが大奮闘! 第十一回小説現代長編新人賞受賞作!