歴史劇画 大宰相 第一巻 吉田茂の闘争 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065178928

作品紹介・あらすじ

敗戦、GHQによる日本占領が始まった……。幣原喜重郎内閣打倒後、総理と目されていた鳩山一郎は公職追放され、昭和21年5月、吉田茂が総理大臣に就任。以後、脈々と続く「吉田学校」の始まりだった。党人派と吉田派の仁義なき闘いの幕が切って落とされた。戸川猪佐武のベストセラー『小説吉田学校』を、劇画界の巨匠さいとう・たかをが描いた、傑作戦後日本史全10巻!
講談社文庫版解説:手嶋龍一「現代日本によみがえる吉田茂」

感想・レビュー・書評

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  • これまで最終巻から5巻まで遡るように読んでいたが、1巻が手に入ったので読む。
    これからを考える上で、歴史を振り返ることが必要だと思う。

  • 学習マンガ・リストから。ゴルゴをほぼ読んだことないから、氏の著作にガッツリ触れるのは、たぶん初めて。おこがましいけれども流石というか、こういう勉強漫画的ニュアンスが強い作品にしては珍しい、リーダビリティの高さ。吉田茂を中心に物語が動くけど、戦後の政権中枢の人間模様が幅広く描かれていて、読み応えもバッチリ。面白くて勉強になります。

  • まず思ったのがおじさんの描き分け力がすごい。

    全10巻、終戦直後、吉田茂内閣から中曽根康弘内閣までの複雑な政治史・人間関係・社会情勢がなんとなく掴めるかと思う。
    かなり読み応えがありそうだが、当分置いておこう。

  • この時代が好きな人にはかなり良い漫画。映画の『小説吉田学校』も併せて観ると尚良い。映画版ではあまり描かれていないような1940年代後半あたりもしっかり描いている。
    当時の政治過程が細かく、かつ印象的に描かれているので、新書でこの時代を学ぶ前にサラッと読んでも良いかも。

  • 総理大臣の人物伝から日本の近現代史がよく分かった。

  • 戦後の日本政治史を活写する名作劇画、刊行開始! 吉田茂の志と「吉田学校」の誕生。

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著者プロフィール

さいとう・たかを

1936年(昭和11年)大阪府出身。1955年『空気男爵』(大阪・日の丸文庫刊)でデビュー。翌年創刊された「影」「街」など貸本向け漫画誌の中心的な存在として、大阪で精力的な活動を続ける。63年『台風五郎』の大ヒットで不動の人気を獲得。その後、活動拠点を大阪から東京に移し「さいとう・プロダクション」を設立する。作品制作過程における分業化をはかり、脚本家が在籍する脚本部門を設けるなど、プロダクション形態の劇画制作システムを構築。自他ともに認める劇画の第一人者である。76年に第21回小学館漫画賞を受賞した代表作『ゴルゴ13』は、現在も描き下ろしが続く記録的な長期連載作品。主な作品に『鬼平犯科帳』『影狩り』『無用ノ介』『サバイバル』『雲盗り暫平』などがある。2003年11月紫綬褒章受章、2010年4月旭日小綬章受章。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典20 太平記 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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