- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065184714
作品紹介・あらすじ
岩倉美津未、15歳。東京の高偏差値高校に首席入学! それを機に上京した彼女は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていく! 高校生活にも慣れてきてどんどん輪が広がっていく中で、いちばん仲良しのモテ男子・志摩くんとの距離ももっと縮まっていく。そして彼の過去が少しずつ見えてきて…! 読むとあったかくなる第3巻、待望の登場!
感想・レビュー・書評
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初デート?やお泊まり会など盛りだくさんな3巻。
はじめは嫌な奴と思われたミカが、一番女子高生らしく人間くさい。なんだかんだいって、いつの間にやら4人組ができているのも、気が置けない関係になってきている証。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
高校生活で初めての夏到来!生徒会選挙、二人で動物園、みんなでお泊り女子会、地元への帰省、そして始まる文化祭の準備。そんなイベントたちの木陰に隠れた聡介の過去にも目が離せない。
「努力は自信になります だけど努力がいつか報われるって信じることはすごくすごく怖いってことです」
日陰に咲く花を照らすように高嶺のことを思いやる美津未の言葉があたたかい。そこからの『コムラ』!兼近が身を投げ打って魅せてくれたなと。最初は強いキャラだなと思っていた高嶺も兼近も愛着が増してくるね。
「同じクラスじゃなかったら友達になれなかった人だらけだ」
こういう感覚は学生生活ならではって気がする。大人になったら合いそうな人を選んで行動しがちだし、会社で誰かと仲良くなるというのも難しい。
「誰かと本当の友達になれるチャンスなんてそうそうないのよ」
ナオのこの一言がまさにそう!学生時代だからこそ、いろんなタイプの人たちと友達になったりできたんだなって思った。少し無茶でも気にしない若さが今では懐かしい。ミカも本心で語れる日が来るといいな。
ここで波乱を巻き起こす梨々華!聡介は過去をずっと負い目に感じているのかな。その罪悪感を利用して二人で会っている梨々華の姿も悲しい。女子会と対照的な絵に切なくなるね。そして、ラストは文化祭の出し物決めで大変なことに!これはどうなってしまうのか! -
志摩くん、優しい子かと思ってたら暗い過去。
みつみちゃんは純粋でいてほしい。 -
ナオちゃんとおミカの関係性が素敵。
10代の時にこんな大人と出会えたら、とても素敵なことだと思う。
だんだん面白くなってきた。 -
やっぱりこの漫画好きだなぁ…。「みつみちゃんはさぁ、そういうの信じないでよ」のシーンに叫んだ。
(1巻)
友人に面白いよ〜とおすすめされて買ったのですが大正解でした!キャラクター達がみんな愛おしいのと絵のタッチ、ストーリーも全部がツボでした。表紙の2人の今後が気になります。 -
人間関係の些細な気まずさや優しさ
人と人との「わからなさ」。
さりげない感情や瞬間をさりげなく描いてて
心の機微というものをこうも繊細に表現できるのがすごい。
カースト上位系女子、内気ネガティブ女子、クール美人女子。
クラス内にいたら親しい友達同士にはならなそうなこの3人のカテゴリーの壁が
田舎者ズレてる系主人公みつみの嫌味のない鈍感さと純朴さによって浄化されて
こんなふうに心を開いて仲良くなる過程が
読んでて心地よくて爽やかな気持ちになる。
特にカースト上位系女子の江頭さんが、最初意地悪で嫌な奴だと思っていたのに
すごく共感して、憎めない素敵キャラになってしまった。むしろこの子が主人公なんじゃないだろうか、と思うくらい。
みつみちゃんもすごくすき。友達になりたい。
あと男女から好かれる志摩くんのイケメンさ。
多くを語らないミステリアスさ。どことない不安定さ。ちらつく過去の影。適度に置く人との距離。誰も傷つけないやさしさ。すきです。
みつみちゃんと志摩くんの、恋愛までいかないこの不器用で絶妙な距離をずっと見ていたい。 -
田舎に帰って、満喫して、畳に寝転びながら癒されるシーンよかった。いいな〜家族に愛されてて、帰ったら待っててくれる同級生がいて、花火するなんて。うらやましい
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この巻から、みつみが恋にうつつをぬかしちゃうのかと思ったけど、そんな心配は無用で、志摩くんには完全に友達としか思われてないと、冷静になれた様子だし、でも友情は深まっていく。夏休みの女子お泊まり会や、うらやましいような帰省を挟んで、文化祭は波乱の予感?というところで終わる。続きが気になる終わり方。