猫が西向きゃ(2) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
4.03
  • (9)
  • (19)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 202
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065184721

作品紹介・あらすじ

漆原友紀(『蟲師』『水域』)の最新タイトルは、”フロー”と呼ばれる奇妙な自然現象を処理するフロー業者・ヒロタと、アルバイトの智万ちゃん(見ため12歳、実年齢35歳)、そして”しゃちょう”(猫)が贈るストレンジなお仕事活劇! 物干し台だけ散歩に出たり、歩道橋が四本足で歩いてたり、そもそも急で長い階段ががさらにキッツくなってたり。そんな変な光景を見かけたら、それは”フロー”。自然もときどき間違えるのだ。待望の第2巻、登場です!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ちまちゃんの幼児化は、なんだか大変そう。。
    一時的に大人に戻れるけれど、すぐにまた元どおりという、なんだかちまちゃんがかわいそうな巻でした。

    フローは自然現象という設定で、この方の漫画は架空の設定だけれど、自然の大きさに気付かされるというか、自然現象を過小評価してはいけないなと改めて思いました。

    地震とか水災とか、どんなことも忘れた頃が一番危ないですよね。

  • 個人の心の闇をさらけ出させてしまうフロー。
    闇という言葉から連想されるような、どろどろだったり、おもかったり、くるしみにみちたりしてるわけではないですが、それは兆しだからなのかなぁ。

    ちょっとした引っかかりなんですけどね。本人も気づかないけど、心のささくれになってしまっていることが、フローという現象になるのかな。
    脇道フローの話は、多くの人が共通して感じていたことが出現したのでしょう。集団の無意識。
    階段が高くなったり低くなったりする話がわかりやすいかな、と思います。

    若返ってウキウキするちまちゃんがかわいい。
    35歳の記憶のまま20歳に戻れる、っていいよね。自分だったらどうするかなぁ。

    変わりばえしなさそうだなぁ。結局、現状維持なのかなぁ。
    つまらないよな、それ。

  • その地にまつわる想い、その地に染みつく想い…人の想いが自然を変容させてしまう「フロー現象」。他人に社会に大きな影響を及ぼすフローではありますが、それが解消される場面の人間模様は感動的です。人の営みに「場」は大きな要素なんだなと思います。わずかながら語られるちまさんのフローは、どんな想いの表れなのでしょうか。今後が気になります。

  • この漫画の空気感がすき。
    でもゆるやかな空気感に中和されているけれど期限がわからない被害を受け続ける辛さは想像を絶する。
    どうやって心を保っているのだろう。

  • 『猫が西向きゃ』⑵
    読んだ。

    不思議現象“フロー”と、
    フロー処理をする業者を軸に
    人の感情を繊細に描いてるやつ。

    一話読むごとに「良い話だな…」って感心してる。

    それにしても漆原先生、
    〈自然〉描かせたらやっぱすげーーーな???緑が伝わってくるわあ…

  • 戻ってまた子供に戻る。ってありかいって思った。

  • ■書名

    書名:猫が西向きゃ(2)
    著者:漆原 友紀

    ■概要

    漆原友紀(『蟲師』『水域』)の最新タイトルは、”フロー”と呼ばれる奇妙な
    自然現象を処理するフロー業者・ヒロタと、アルバイトの智万ちゃん
    (見ため12歳、実年齢35歳)、そして”しゃちょう”(猫)が贈るストレンジな
    お仕事活劇! 物干し台だけ散歩に出たり、歩道橋が四本足で歩いてたり、
    そもそも急で長い階段ががさらにキッツくなってたり。そんな変な光景を
    見かけたら、それは”フロー”。自然もときどき間違えるのだ。待望の第2巻、登場です!
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    蟲師とは違う感じで、物語の方向性が見えてきた感じかな?
    2作目ですが、日常とフローが上手に融合してきています。
    今後が楽しみですが、このままだと、そんなに長く続かないで
    終ってしまう気がします・・・・・

    今後、もう少し物語にフックを効かせて、長く描いてほしいです。

    あまり売れていなそうなのも心配です・・・・

    最近、好きな漫画がどんどん終わっていくんですよね・・・・

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

アフタヌーン四季賞1998年冬のコンテストにて四季大賞を受賞した短編を連作化した『蟲師』でデビュー。同作は第30回講談社漫画賞一般部門を受賞した。他に『フィラメント ~漆原友紀作品集~』『水域』がある。「アフタヌーン」2018年6月号より『猫が西向きゃ』連載開始。


「2021年 『猫が西向きゃ(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

漆原友紀の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×