- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065184721
作品紹介・あらすじ
漆原友紀(『蟲師』『水域』)の最新タイトルは、”フロー”と呼ばれる奇妙な自然現象を処理するフロー業者・ヒロタと、アルバイトの智万ちゃん(見ため12歳、実年齢35歳)、そして”しゃちょう”(猫)が贈るストレンジなお仕事活劇! 物干し台だけ散歩に出たり、歩道橋が四本足で歩いてたり、そもそも急で長い階段ががさらにキッツくなってたり。そんな変な光景を見かけたら、それは”フロー”。自然もときどき間違えるのだ。待望の第2巻、登場です!
感想・レビュー・書評
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個人の心の闇をさらけ出させてしまうフロー。
闇という言葉から連想されるような、どろどろだったり、おもかったり、くるしみにみちたりしてるわけではないですが、それは兆しだからなのかなぁ。
ちょっとした引っかかりなんですけどね。本人も気づかないけど、心のささくれになってしまっていることが、フローという現象になるのかな。
脇道フローの話は、多くの人が共通して感じていたことが出現したのでしょう。集団の無意識。
階段が高くなったり低くなったりする話がわかりやすいかな、と思います。
若返ってウキウキするちまちゃんがかわいい。
35歳の記憶のまま20歳に戻れる、っていいよね。自分だったらどうするかなぁ。
変わりばえしなさそうだなぁ。結局、現状維持なのかなぁ。
つまらないよな、それ。 -
その地にまつわる想い、その地に染みつく想い…人の想いが自然を変容させてしまう「フロー現象」。他人に社会に大きな影響を及ぼすフローではありますが、それが解消される場面の人間模様は感動的です。人の営みに「場」は大きな要素なんだなと思います。わずかながら語られるちまさんのフローは、どんな想いの表れなのでしょうか。今後が気になります。
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この漫画の空気感がすき。
でもゆるやかな空気感に中和されているけれど期限がわからない被害を受け続ける辛さは想像を絶する。
どうやって心を保っているのだろう。 -
『猫が西向きゃ』⑵
読んだ。
不思議現象“フロー”と、
フロー処理をする業者を軸に
人の感情を繊細に描いてるやつ。
一話読むごとに「良い話だな…」って感心してる。
それにしても漆原先生、
〈自然〉描かせたらやっぱすげーーーな???緑が伝わってくるわあ… -
戻ってまた子供に戻る。ってありかいって思った。