五等分の花嫁(14) (講談社コミックス)

著者 :
  • 講談社
4.24
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本棚登録 : 968
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065186879

作品紹介・あらすじ

「落第寸前」「勉強嫌い」の美少女五つ子を、アルバイト家庭教師として「卒業」まで導くことになった風太郎。高校生活最後のイベント「学園祭」が閉幕。それぞれの、恋の行方は――!? 風太郎と五つ子たちの楽しくて賑やかな日常も、遂に最終巻!!

感想・レビュー・書評

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  • ついに五つ子と風太郎の物語も完結!四葉が胸の内を告白するシーンが、嘘告白と対比になっていてさすがの構成だった。嘘の時は笑顔で、本心の時は涙というのがその感情の強さをより切実なものにしてるよね。

    この物語は幸せの四葉を見つけ出すものだったんだなと。風太郎は過去とは関係なく、最初に味方になってくれた四葉にずっと支えられていて、彼女を姉妹の中から最初に見つけ出した。四葉もまた風太郎や姉妹たちとの交流を経て、本当の四葉としての気持ちや自分自身を見つけ出すことができた。五つ子であることをコンプレックスや引け目にも感じていた彼女が、トレードマークを必要ないと言うシーンは感慨深いよね。

    そして、他の姉妹たちもそれぞれの幸せの四葉を見つけ出したんだと思ってる。五月がアドバイスしていた通り、実らなかった恋でもそれはその人を輝かせる大きな意味がある。ぼくは三玖推しだったけど、リボンを放り投げた清々しい表情を見ていたら、もう充分だなって思えた。

    結婚式のシーンはやっぱり五つ子ゲームをしてくれて、それがスピーチの流れに照らし合わせて演出するところもよかった。風太郎は四葉のことを選んだけど、一人ずつ当てていったことで五つ子全員を家族のように愛してるという意味もきっと込められているんだなと。

    四葉との物語はもう少し長く見ていたかったのが本音かな。五月が満を持してここで恋愛に絡んでくるのかなと思ったのにそれも残念だった。それでも、充分に楽しめた作品とラストでした!ありがとうございました!

  • 推しが選ばれないの悲しいけど成長して自分を好きになっていく姿に泣いた。尊敬できるよ。そして実は恋してなかった五月はもう存在が母親だった。末っ子なのにね笑

  • 全巻読んだけど、うるさくなるから1つだけ。
    前々から友人に勧められて気になってはいたけれど、腰が重くて読めてなかった作品。
    丁寧に伏線回収されて読んでて楽しかったし、小どんでん返しがいくつかあって面白かった。読んでよかった。

  • フータローが四葉を選んでからの蛇足とまとめ
    姉妹がどうやって四葉とフータローの関係を受け入れていくのか、その後の進路、そして結婚式

  • 主人公を家庭教師側に見立てることでハーレム漫画っぽく仕立てているが、
    この物語の主人公はあくまで1人の少女で、
    その少女の一途な恋と、それを取り巻く周囲の環境、友情、家族との絆に対する葛藤と決意の物語であった。

    ハーレム漫画っぽい評価が多かったので何となく忌避していたが、読んでよかった。すごく話の通った良い作品です。

  • 泣いちゃった〜!

  • 最後五月で一波乱有るかと思ったら、意外とすんなり引き下がって、まっすぐトゥルーエンドに入って、ちょっと驚いたが物語としてこれはこれで全然あり。
    みんなが幸せそうでよい終わり方だったと思います。

  • 前巻ラストからもう一捻り二捻りあっても可怪しくないぞ!?と思っていただけに風太郎がストレートに行動していた件には驚き
    だからか、この最終巻で行われるのは驚きの展開などではなく、風太郎と四葉のそれぞれが自身の身の振り方を決めるもの

    風太郎はこれまで自身が抱く好意の矢印は全く見せてこなかった。だからこそ多くの読者は誰が選ばれるか判らなくて様々な予想を立ててきた。それくらい風太郎が誰を選ぶか予想する材料が少なかった
    114話で風太郎が語った想いはこれまで何度も語られてきた五つ子全体への想いではなく、四葉個人に対する恋心。その初めて語られる想いは風太郎が5人の中から四葉を特別に選ぶ理由としては充分に納得できるものだったね

    自分が選ばれるべきではない、自分だけが幸せになるなんて間違ってると考えていた四葉
    そうして逃げた彼女に追いつき、心の壁を突破してきた風太郎。そんな彼だからこそ四葉も「好きです」と言える
    この時の二人のポーズがいつかの嘘告白を思わせるものになっている上に四葉が「嘘をつけません…」と涙ながらに語るシーンは感慨深い

    その後から四葉が始めた行動には驚かされたけど、風太郎を巡って紆余曲折があった五つ子にとっては必要な工程だったのかもしれない
    けれど、風太郎の告白を四葉が受け入れられるまでに成長し変化したように、他の4人だって成長しているんだよね
    風太郎がまだ誰のものでもないと知っても応援する役を選んだ一花、四葉の意気を受けて敢えてまだ諦めていないとの姿勢を選んだ二乃、選ばれなかったし四葉にもなれなかったけど自分を好きになれた三玖、風太郎や他の4人の変化に戸惑い下世話な声を受けながらもようやく心の落ち着き所を見つけた五月
    それぞれに成長の証が見えた

    それらさえ落ち着いてしまえば後はトントン拍子
    風太郎のプロポーズは締まらない形だけど決まったし、四葉は自分の夢を取り戻した
    五つ子のそれぞれが望む夢に向かって進めたし、風太郎も孤独な心境にならず東京に旅立つことが出来た
    だからあと描かれるのは……

    本作は第一話から風太郎と五つ子の誰かと結婚するシーンが描かれいてた作品だった
    だからクライマックスの結婚式はいわば答え合わせ的なものの筈なんだけど……
    まさかここに来て五つ子ゲームとは驚いた。まあ、それに対して風太郎が間違えなかったのも驚きだけど

    「愛があれば見分けられる」。風太郎は四葉を選んだけれど、他の4人に何も思っていないというわけではない。風太郎が抱いた親愛は確かに五つ子を見分けられるようになった
    風太郎が語る五つ子への印象、四葉が語る4人への感謝。どこか通信簿めいているそれらは本作を締めくくるに相応しい言葉たちだったね

    ラブコメとミステリ要素が混じり合ったような本作は読み進めれば読みすすめるほど味が出てくる不思議な作品だった
    それでいてラブコメとして完成されていたようにも思う。「京都の子」という正体が判明すればそれだけでルートが確定してしまいそうな要素を持ちつつも、それとは関係なく風太郎と四葉の仲が進展していく様子には心躍るものがあった

    非常に良質なラブコメ作品を見れたことに対して、作者の春場ねぎ先生には心からの感謝の念を送りたいな

  • 途中から、こんな高校生いる??って思い始めて、自分の中でちょっと白けてしまった。

  •  読了。
     うーん。なんだかな。やっぱりしっくりこない。一番ないと思う子にしたのかしら。まぁ最初から風太郎に懐いてたけど、伏線にしちゃ弱すぎるなぁ。
    (210512)

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