ヤンキーやめろ。メイドにしてやる (講談社ラノベ文庫)

著者 : 秀章

• 講談社 (2020年2月3日発売)

作品紹介・あらすじ

俺の名は久世太一郎。歳は十七歳。
久世家は代々、執事の家系で、俺も執事として、日本有数の名家である鶴ヶ島家の次女、麻白様に仕えている。
ある日俺は、麻白お嬢様から、新たな専属メイドを探すよう申しつけを受けた。
だが、いたずら好きなお嬢様のお眼鏡にかなう者はなかなかいない。
そんな中、俺は買い出しに出かけた先で、ひとりのヤンキー少女と出会う。
ハナと名乗った彼女にメイドの素質を見いだした俺は、麻白お嬢様のメイドになるよう彼女を勧誘する。
「でも、メイドってあれだろ？　ご主人様の命令は何でも聞かなくちゃいけなくて、奴隷みたいな」
「主従の間にあるのは単なる利害関係や雇用関係じゃない。信頼関係だ」
しかし、ヤンキー少女ハナと麻白お嬢様との相性は最悪で……!?

感想・レビュー・書評

[芳樹さんの感想 · 2022年11月4日]

日本を代表する名家・鶴ヶ島家の次女、麻白の執事である太一郎は、ある日専属メイドを探すよう命ぜられる。紆余曲折を経て本命として紹介したメイド候補は、ケンカ上等の元ヤンキー娘・朱雀井ハナ。世界一のメイドを志すハナは、本採用を目指しメイド修行を開始するが、お嬢様麻白との相性が最悪で毎日ドタバタ騒ぎになり…。作者が楽しんで書いているのが伝わってくる実に面白い作品。太一郎を巡る麻白とハナの恋の鞘当てはあるのか？ラブコメになるのか？三人の行く末が大いに気になります。続編を読みたい作品でした。

[babaroa3さんの感想 · 2020年3月16日]

タイトルから連想したよりしっかりしたタイプの話だと思いました。
今後、麻白の過去が明らかになるのかが、気になりました。