- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065193150
作品紹介・あらすじ
主人公はメガバンク広報部長。「部下の手柄は自分の手柄、自分の失敗は部下の失敗」を信条とする頭取のもと、陰謀に巻き込まれていく
感想・レビュー・書評
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『部下の手柄は上司の手柄。上司の失敗は部下の失敗。ただし、心配する必要はない。君も君の部下に同じようにやればよい。これが銀行だ。」
半沢直樹を意識して描いたのだと思うが、話に深みがない。今どき、こんな銀行員はいないと思う。半沢作品が素晴らしいのは、ディテールの良さもさることながら、勧善懲悪でスッキリする爽快感ではないだろうか。
二番煎じのこの作品は、世の中のえげつなさだけを強調しているようで、後味が悪い!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事は誰かのためにするものであることの大切さを改めて感じます。自分のため、組織だけのためにやる仕事は内向きで、組織を腐らせるきっかけになり得るものです。自分の信念は何か、大切なものは何か、当初抱いた志を忘れずに日々の仕事に取り組みたいと思える一冊です。
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歴史は繰り返す。
権力という魔物に取り憑かれると、本当のお客さんが見えなくなり、何が正しいのか分からなくなる。正しいことを主張するには、力を要する。すると派閥の形成などに時間が取られる。すると迷路に入り込む。いつの時代にも権力争いは繰り返され、権力に満たされるものは、道を誤る。そんな人間の葛藤と高揚を銀行という舞台で広報部を通して描いた一冊。 -
あらゆる手を使っても目的を完遂すること。それが大事だと思い知らされる
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メガバンクの人事抗争を描いた小説だが、現実味は欠ける印象。ストーリーとしては面白い。
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①これは組織の判断と割りきる考え方
②出世の道はいばらのみち
③出世の道にゴールはなく、権力を欲すると出口が見えなくなると感じた。他人を蹴落とす生き方は自分のポリシーではない。組織を良くして、皆を幸せにする、モチベーションはそこにある。
小説
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銀行の根回しや人事の話が面白く、予想しない展開であった。
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俺はサラリーマンじゃない、ビジネスマンだ、と豪語しているけれども、結局組織に巻かれていくもの。
銀行員さんは身に沁みる話でしょうなあ。 -
なんでも大変だろうけど銀行員はいろいろ大変そう。
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実際はどうなんだろう、銀行志望者が減りそう。