- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065203415
作品紹介・あらすじ
ジャズ。それは戦後日本の「芸能界」のルーツ。これはすべてを失ったこの国、そして
その音楽が再生する歴史を描く、一大ジャパニーズジャズストーリーなのだ。
感想・レビュー・書評
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キャラの顔だちはアニメ風、動作も近年のマンガのノリに近いのに、全体にボソボソした描線や背景の描き方が「ガロ」の頃の劇画調でレトロな感じがして、戦後の雑然とした雰囲気にあっている。音楽マンガは音がないというハンデをどう絵で魅せるかだが、ヒロインが街角でミルス・ブラザーズの「タイガー・ラグ」を歌い出すシーンの高揚感が素晴らしく、これなら今後の熱い演奏シーンにも期待がもてる。
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戦後間もない頃のショー・ビジネス、ジャズ・シーンはこんな風だったのかと面白いです。チラッと笠置シヅ子の名前が出てきたり。「タモさん」が出てくるのは小ネタ?
ベースは「ぼむぼむ」。スキャットは「だゔぁでぃだ」。ひらがなで表された音が気持ちいい。 -
ちっともジャズは詳しくないけれど
なんのジャンルでも
こういう黎明期の物語が大好き!
なので興味深くて食いつきました〜。
まぁ、この記憶喪失のオダジマと
主役の「とらちゃん」のお姉ちゃんはたぶん
無理心中に失敗したっぽいけれど
それはとりあえず置いといて
オダジマの友人・丸山を中心にした
バンドメンバーとの出会いが描かれる巻です。 -
時代背景だけじゃなくて絵のタッチもレトロ感があって良き。もっと話題になってもおかしくないと思うのだけど。。
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戦後の日本をしっかり表現しているし、その中にちゃんとジャズが引き立っていてよかった。
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灰田高鴻氏の作品『スインギンドラゴンタイガーブギ』の1巻を読了。あー、面白いなー。2巻も気になる。
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重い。ジャズバンドの話は、好きだけど。重い。かなり重い内容。すごく困惑。
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偶然なのでしょうが、この所、先の戦中を舞台にした「戦争マンガ」に出会っていますが、この作品は「戦後」、昭和20年代を舞台にしていました。
日本のジャズ、まあ、そういうジャンルがあればということですが、その出生譚のハジマリハジマリという感じでマンガは始まりました。「焼け跡」、「進駐軍」、「朝鮮戦争」と、かなりディープな舞台設定に引き込まれています。
登場人物相互の間にミステリーを仕込んだ「音楽マンガ」と多彩で、なかなか読ませます。二巻以降が楽しみですね。
感想をブログに書きました。覗いていただけると嬉しいですね。
https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202101030000/ -
単行本で初めまして。モーニングっぽいなと思ったら果たしてそうだった。
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面白くなりそうな予感が大きい!