寿司屋のかみさん サヨナラ大将 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 59
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065206256

作品紹介・あらすじ

東京・東中野の小さな名店「名登利寿司」女将によるほっこり寿司エッセイ<文庫書下ろし>。故橋本龍太郎が総理在任中に本シリーズを読み、愛読者カードを送り訪れたり、各界著名人に愛されている名店。東京オリンピックまで頑張ると言っていた店の大将が亡くなり、現在は息子さんが二代目として変わらず繁盛している。今も店先に立つ現役女将による最新エッセイは、亡くなった大将のこと、寿司屋の悲喜こもごもを哀しく切なくもほっこりと綴り、まるで心が元気になる読むクスリのよう。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりの「寿司屋のかみさん」シリーズ。
    1冊目から愛読しているが、前作「二代目入店」から6年ぶりの8冊目。タイトルからして、もしや!と思ったがやはり・・・
    1話目から涙腺が刺激されてしまった。
    2話目から生前を振り返っての話。大将とかみさんとの出会い、舅姑との生活の苦労話や夫の思い出話、そしてなによりお客さんに関した人情噺と続く。
    この店、橋本龍太郎元総理も通っていたとか。
    どの話も読んでいてほっこりし、ほのぼのとした気持ちになってくる。さらに、たまらなく美味しい寿司が食べたくなってくる(笑)。
    今は、夫の残した「名登利寿司」を二代目(息子)とともに切り盛りしているというが、この店もコロナ禍でしばしの休業を強いられてしまったという。
    緊急事態宣言解除後に再開した時は、馴染みのお客さんから次々と予約の電話が入ったそうで、今は三密を避けながらの営業とか。
    このシリーズまだまだ続けてもらいたいと思う。

  • 大好きなシリーズ。
    なので胸がいっぱいで何も書けません。
    御冥福をお祈りいたします。

  • 最愛の伴侶の闘病と死を乗り越えて。人気店名登利寿司女将の細腕繁盛記、幸せの鮨話!

  • 東中野の寿司屋さんに行きたくなる!そんな素敵なエッセイでした。

  • いくつもあるシリーズなのにこれが初読み。食べ物がどれも美味しそう。仕事の合間にこれ作ってるなんて凄すぎる。そしてサヨナラ、こういうサヨナラを家族とできたらそれもありだな、と思った。

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著者プロフィール

東京都生まれ。エッセイスト、児童文学作家。『寿司屋の小太郎』(ポプラ社)で椋鳩十児童文学賞を受賞。児童書の作品に「ゆうれい回転ずし」シリーズ、『にっこりおすしとわさびくん』『ばけねこキッチン』『ハッピィ・フレンズ』(以上、講談社)など多数。『寿司屋のかみさん うちあけ話』(講談社)をはじめとするエッセイ「寿司屋のかみさん」シリーズは10作を超える。東京・東中野の「名登利寿司」の女将でもある。

「2023年 『晴さんのにぎりずし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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