あかい てぶくろ (講談社の創作絵本)

著者 : いりやまさとし

• 講談社 (2020年11月19日発売)

作品紹介・あらすじ

ある寒い朝、道ばたに落ちていた、赤い毛糸の手袋は、雪降る中、もう片方の手袋を探しにでます。街はにぎやかで、両方そろった手袋たちが楽しそうに歩いています。昨日まで、自分たちはいっしょだと、そんな日々が続くと信じていたのに……。大切な人を失った人へ届けたい物語。

感想・レビュー・書評

[湖永さんの感想 · 2022年1月9日]

白い世界に赤いてぶくろがとても印象的でおもわず手にした絵本。
寒いふゆの日にはぐれてしまった赤いてぶくろ。
もう片方を探そうとしているうちにてぶくろは、ほどけてしまう。
毛糸になってしまったてぶくろは、楽しかった思い出を描いていく。
ほんとうのたからものは、何か…を気づかせてくれる。
寒い冬の日に心が温かくなる絵本。

[おけいさんの感想 · 2023年1月28日]

白黒の背景の中に赤い手袋が描かれているところが印象的な絵本です。片方の手袋がもう片方の手袋を探して歩き回りますが、なかなか見つかりません。最後には糸がほどけてしまい、寂しさを感じました。

[くるぴんさんの感想 · 2022年12月23日]

ひとりぼっちになってしまった手ぶくろが相手を探しながら思い出を振り返る話。
人混みの中で相手を探そうとしているところに共感できた。
思い出のどれもが輝いていて、その時間こそがなによりもの宝物だという言葉には救われた。
ひとつのお話の終わりは、新しいお話の始まりでもある、と前を向ける絵本。

[林哲子さんの感想 · 2022年12月10日]

年長。
結末がなかなかイメージできず子どもには難しそうだった

[tanukichirouさんの感想 · 2022年9月19日]

片割れの見つからないところがyぽいのだ。

[ayaponさんの感想 · 2022年7月25日]

なくしたてぶくろ。ひとりぼっちのてぶくろ。てぶくろが毛糸に戻ったあと、それは新たな物語のスタート。

[Tatsuo-yさんの感想 · 2022年2月27日]

白黒と赤色をうまく使った印象に残る絵本。片方と離れ離れになった手袋の物語、少し寂しさの残るストーリーで、子供向けと言うより大人向けな内容かなと思う。

[スネイプさんの感想 · 2022年2月3日]

パートナーなど大事な人を思いがけず失ったときの心情を比喩してるのか。
思い出は消えない、未来に続く。
大人向き。
手袋、冬、雪、別れ

[ひとこさんの感想 · 2020年12月27日]

2020/12/20

[castagnaさんの感想 · 2020年12月12日]

片方になったあかいてぶくろのおはなし

もう片方を探して町をさまようも、見つからず。

糸がほどけてしまい、それによって思い出がよみがえる

5分弱

著者プロフィール

東京都生まれ。主な絵本作品に、『ぴよちゃんとひまわり』『ふわふわだあれ？』などの「ぴよちゃん」シリーズ（学研）、『パンダともだちたいそう』『パンダなりきりたいそう』（講談社）ほか。

「2021年 『ぴよちゃんのひらがなおけいこカード』 で使われていた紹介文から引用しています。」