多様体とは何か 空間と次元から学ぶ現代科学の基礎概念 (ブルーバックス)
- 講談社 (2021年7月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065231821
作品紹介・あらすじ
現代物理、現代数学における重要な概念=「多様体」の超入門書。球面などの基本的な話題から、物理で現れる具体例まで。
感想・レビュー・書評
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多様体に初挑戦。が、3分の1くらいで挫折。あまりにわかっていない自分が興味深いので書き残しておく。これで入門書とはいやはや。
とりあえず書いてある日本語は平易、数式もそれほど難しくない。でも肝心なものをつかんでいない実感だけがある。
四次元立方体あたりまでは着実だったんだけど、S1×S2がどうのこうのという部分からだんだんとあやしくなってきた。トーラスもおそらく理解していない。先のページをぱらぱらとめくってみたら、これはもうダメだと断念した。
とはいえ、超弦理論とも、もちろん量子力学にとっても欠かせない概念だから再挑戦したい。とはいえこの要塞のどこから忍び込めばいいのか。まずは別の入門書を探すところから
。なければ家庭教師にでも来てもらうしかないか。めちゃくちゃ理解したい。
追)超わかりやすい動画を見つけた。
https://youtu.be/yQZzforso6k詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
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貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
返却:物性研図書室へ返却してください -
啓蒙書なのでしょうがないが、言いたいことは(多様体を勉強したことがある人なら)想像つくが、よく理解出来たとは言えない。初学者にもお勧め出来る本ではないように思う。最後の方で、トポロジーに関する未解決問題が示されているのは良いと思った。その部分と、最後の参考文献のリストに価値があると思う。
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図が多く、多様体のイメージは湧きやすい構成だが、数式なしに話が深い部分に立ち入りすぎている気がする
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低評価の目立つ本だが,松本『多様体の基礎』がラノベ呼ばわりされる分野である以上,本書は低レベルでふざけているとしか思えない読者も多かったのだろう。
本書ではいかに多様体を見るかについて重視され,実践的な例が豊富である。PART3までを手を動かしながら進めていけば十分だろう。PART4以降はあまり役に立たない。
一般書には志賀『現代数学への招待:多様体とは何か』,具体例が豊富な専門書には藤岡『具体例から学ぶ 多様体』があったりするので,本格的な学習にはそちらの方がいいかもしれない。 -
しきりに、4次元のものを「見えますか?見えるでしょう?」と語りかけるが、中々見えないし、見えるようになるコツも今ひとつと感じた。数式の議論はほとんどなく、感覚で読み進めた。
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請求記号 415.7/O 22/2160
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数式はあまりなく図が多いのだが、だからわかりやすいかというとそうではなく難しかった。
良く思うのだが、この手の話は本でことばや絵で書かれるより、Youtubeなど動画での解説があると嬉しい。 -
2021-08-17
円城塔やイーガンをより楽しみたいと思って読んだのだが…酷い。文書があまりにも稚拙。
「想像してください。出来ますよね」「小学生でもわかるでしょう」「〜を、解説します。その前に〜(そして結局明確な解説はしない)」いきなり何10ページの前の図の参照を強いる「後で解説します(どこで解説したか示さない)」「大学3年で皆習います」後半に至っては、未解決問題を列挙するだけ。(その問題の意味の解説は中途半端)
結局「入門書」ではなく「これくらいわからないやつはこの分野に寄ってくるな」と選別する内容にしか思えない。
TLで紹介してくださった方々には申し訳ないが、
多様体とは何かを知る役にはたちませんし、多様体の性質も整理できません。
既に多様体のイメージを持っている人が、別アプローチでイメージを捉え直すのがせいぜい。
読んでてイライラしました。 -
うーむ
ちょっと私が知りたい方向性と違った
高次元ではなくて低次元でも良いから「多様体とは」をもっと解説してほしかった
私の問題意識が誤っている可能性が高いと思われるので低い評価は付けられず一旦評価なし