- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065232118
作品紹介・あらすじ
温泉と旨い料理に癒やされて。
老舗旅館の食事処には、肴と名酒と憩いを求めて人が集う――
累計110万部突破! 『居酒屋ぼったくり』著者によるグルメ小説の決定版、待望の第二弾!
数年前に有名料亭の料理人をある事情から辞めた章は、
素泊まり温泉旅館「猫柳苑」の食事処「ヒソップ亭」の主人に。
新しい仲間も加わり、さらにパワーアップした「ヒソップ亭」。
景気も世情も厳しいけれど、美味しい肴を名酒を求めて今日も誰かが訪れる――
感想・レビュー・書評
-
シリーズ第2作。東京から比較的近い海辺の街の温泉旅館に隣接する食事処「ヒソップ亭」が舞台。前作を読んだのは半年前くらいだったが、第2作の冒頭を読んだ途端、一気にその世界が蘇ってきた。前作では常連客の話が中心だったが、今作はヒソップ亭の経営の方に重きが置かれていた。明確には書かれていなかったが、おそらく今作の時代背景はコロナ禍。飲食業界や宿泊業界が大打撃を受ける中、ヒソップ亭の生き残りをかけた取り組みが大変ながらも前向きに進められる。新しい主要登場人物も加わり、まだまだシリーズは続きそうで嬉しい。個人的には都内から数時間で来られる海辺の街ということで熱海をイメージしている。非日常空間の温泉旅館の食事処が舞台の本作は、自分もその空間に身を置いているようで、たまらなく癒される。久しぶりにゆっくり温泉に浸かり美味しいものを堪能する旅行に出かけたいなぁと思った。
-
シリーズの第二弾ですね。
前より面白いと思います。
居酒屋ぼったくりみたいに長く続くのかな。 -
20240119
-
「新しい仲間」
即戦力になりそうな。
大人しく見て技を盗むのも一つではあるが、自らの手を動かし基礎から思い出していくのはとても大切な事だろ。
「確かな足取り」
遅くなった歓迎会は。
経営が悪化してしまい店を閉めるのは仕方がないとしても、社員まで同時に手放すのは相当良くない状況だろう。
「忍び寄る陰り」
突然言い渡された事。
いくら働く場所がないとしても、入る前からブラックだと分かっている所に飛び込むほど余裕がないのは辛いな。
「意外な成り行き」
引き継ぎを頼まれて。
経営者だからこそ考えることは沢山あるだろうが、今どきを教えてもらいながら新たな挑戦もするべきだろうな。
「寒風にしなる柳」
会いに来るためにも。
全ての事柄から護ることは難しいかもしれないが、ここぞという時に助けてくれるから一緒に居れるのだろうな。 -
「新しい仲間」「確かな足取り」「忍び寄る陰り」「意外な成り行き」「寒風にしなる柳」
5話収録の連作短編集でシリーズ第二弾。
今回は前作と趣が異なり、現在のコロナ禍を背景に飲食業界における経営問題を中心に描かれている。
こう言った作品を読むとコロナは本当に多くの人の生活を変えてしまったのだと改めて感じる。
余儀なく閉店を決意した店主の心中を想うと切ない。
それでも物語に登場するお馴染みのメンバーの前向きさに元気を貰える。
もちろん本作でも料理の美味しそうな事は言うまでもない。
逆風に立ち向かうヒソップ亭を応援したくなる。 -
いい話風で終わったけど、結局夕食サービス開始の件はどうなったの?安曇さんのシフトはまだパートのまま?
と気になるところが残ってもやっとする。
1巻でも勝哉さんと章さんが喧嘩して、その後しばらく場面が変わり、また登場したと思ったら喧嘩のことには触れてないし… -
続編出たら読みたいなぁ…って思ってたら出てた!前作から新たな仲間も増えたけど、どうも小説の中でもコロナ禍のようで(ハッキリ書かれてないけど、観光業や飲食店が大変な様子なので…)ヒソップ亭が心配。ラストは好転しそうな予感だし、また続きが楽しみ。私もチョコミントアイスが食べてみたい!
-
釣りの話が混じると嬉しい。今回も新しい展開。
-
新たに安曇さんが加わったヒソップ亭(^^)表紙にもある歓迎会の料理が素敵!(*゜Q゜*)ウニしゃぶ食べたこと無いわ~(σ´・v・`*)そんなヒソップ亭にもコロナ(?)の影が…(×_×)しか~し起死回生の素敵な案が!(*>∀<*)上手くいってくれる事を祈るけれど、結局みんな手を抜く事が出来ない人達ばかりだから心配だわ~(--;)
『ヒソップ亭』面白そうですね~
読んで癒されたい!
『ヒソップ亭』面白そうですね~
読んで癒されたい!