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- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065240441
作品紹介・あらすじ
樹乃倉厳34歳。生粋のソロキャンパー。
初心者女子キャンパー・草野雫との「ふたりソロキャンプ」も安定してきた…はずだった!
雫に恋のライバル出現!?
読むとキャンプに行きたくなるNEOキャンプバイブル第10幕!
感想・レビュー・書評
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付き合いだしたら尻に敷かれるタイプなんだろうなぁ…。
雫に対して必死にイニシアティブ取ろうとしてる辺りが哀しい(笑)
個人的に新キャラちゃんは好き。
アグレッシブで、それでいて弱さも出せる。恋愛強キャラの気配がします。
雫はまんまと重さを出してきてるし、色々引っ掻き回してくれそうで期待が持てます。
毎回のギアやキャンプテクニックの紹介もありがたいですが、キャンプへの不安をキャラクターの体験を通して描かれているのが白眉。
失敗や難しさではなく、暗闇や孤独への根源的な恐怖はどうしてもあるでしょう。
それがどういうものか、そしてどう付き合っていくべきか、仄めかしてくれています。
答えは明示されません。結局のところ、自分でやってみるしかないのですから。
それにしても、彰人がふつーにイケメンでイイヤツ過ぎてぐぬぬ(しかもキャンプ場で可愛(以下検閲))。 -
次の女ね
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>暗闇や孤独への根源的な恐怖
この間、自分も山の中でひとりでキャンプをしたのですが、結...
>暗闇や孤独への根源的な恐怖
この間、自分も山の中でひとりでキャンプをしたのですが、結構怖かったぁ~(本気で)
暗闇、そしてそこに生き、息遣いをしている「動物たち」という他者の存在。
それに対峙している孤独な自分。
これは怖いものがある、と素直に思いました。
なるほど、人間の人恋しさってやつは、ここから来るのかと。
そして、その対処法は、感想で書かれている通り、「自分自身ひとりで対峙する他ない」のです。
この根源的な闇の中での孤独では、確かにそう思いました。
明示されない、というのにも納得です。
そしてこの「暗闇の孤独」の話から逃げない漫画、というのも、頼もしく思います。
メッキのコミュ障の自分でも、「これは人がいてくれたら有難いッ!」と思った山の中のキャンプでした。
でも、これは巌さんが何度も言っていることでありますが、
「それ(孤独状態のの頼りなさ)を含めての(ソロ)キャンプの楽しみ」なんですよね。
安易ないいとこどりは出来ない。
……ま、単純にひとりなので、「怪我が出来ない」って緊張感もありましたね。
キャンプ場管理人さんや、家の家族に迷惑はかけられない。
ソロキャンパーはそのあたりにも配慮しなくてはならない。ソロの道を選んだのだから。
制限されることによって生まれる楽しさがある、という事なんでしょうねぇ。
「実際にやってみないと分からない...
制限されることによって生まれる楽しさがある、という事なんでしょうねぇ。
「実際にやってみないと分からない楽しさがある」と諭してくれるのが良くできてる作品だなぁ、と思わせます。