ハコヅメ~交番女子の逆襲~(18) (モーニング KC)

著者 : 泰三子

• 講談社 (2021年8月23日発売)

作品紹介・あらすじ

「梅の花言葉を知ってるかい？」
猿渡署長がカナに尋ねた意味深な質問…。
奥岡島事件を終え、一難去ってまた一難。
町山署に不穏な空気が漂うけど、いつも通りのハコヅメも！
川合が講話先からおんおん泣いて帰ってきた話や
恋の悩みを察せず苦しむ源、内紛のせいで帰りたくても帰れない川合と藤などなど。
猿渡の発言以外にも見逃せない日常回が目白押し！

感想・レビュー・書評

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2021年9月28日]

衝撃のアンボックスから明けた18巻。新しく入ってきたメンバーの顔ぶれが豪華！今回も笑いに恋愛エピソードから不穏極まりない腹の探り合いまで何でもあり！嵐が過ぎても警察官の日々は続いていく。

やはり抜けた穴は大きいかと思いきや、新戦力が強い！歓迎会のドッキリは見事に引っかかってしまった。この展開は予想してなくてグッとくる。横井と立浦の再会と交わされた言葉も熱い。中富と伊賀崎のやり取りもゾクゾクした。伊賀崎のラスボス感もすごいけど、中富もやはりただものではない。ここに来てこのメンツが町山署に集められたことに、意図を感じざるを得ない。雪江さんの指といい、闇がじわじわと染み出してくる。

コメディではオオスズメバチのお酒でラッコ鍋状態が始まったのがカオス。牧高のレベルが違いすぎる変態感よ。横井が見事なツッコミ役になってて笑ってしまった。この後の男部屋はどうなったのか…。まさに薄い本が50ページほど厚くなりそう。生命保険の話も職業柄だろうけど、これまた嫌な予感しかしない。

[鴇崎 昇さんの感想 · 2022年1月7日]

アンボックス後の物語。
レギュラーキャラが増えると「あぁ、次の事件の仕込みが進行中だ……」と楽しみ半分怖さ半分の気持ちになります。
いきなり不穏だし……。

人たらし川合が、実力をつけて全方位人たらしに進化しつつありますね。
このキャラを救えるのは川合だけだ！　みたいな川合向きの矢印が集中してきていて、どこまで行くのだろうとちょっと癒されています。

[えりこ@さんの感想 · 2021年9月29日]

思わずハマって、1巻から一気読み！

通し読みなので変化を色々感じて…
川合の成長に率直に心奪われつつ(１巻の時は、なんだこの娘！と思ったのに笑)、キャラクター達の関係の変化にドキドキしたり、はたまた寂しくなったり。


さて18巻。
大きな事件が終わり、過労のため自分で歩くことができない川合を宿舎へ送り届ける一行。山田が川合をおんぶしてる時はほっこり気分で見れたのに、その後の源のシーンではドギマギして仕方なかったのは私だけではないはず…？
しかし、めちゃくちゃ貴重な源の心からの感謝(そう思いたい。)の言葉のシーンなのに、川合ったら本当に…！笑　源に呼びかけられてはっとする川合、なかなかロマンチックな絵面なのに、流石やってくれます。
源のシリアスな語りと川合の脳内の対比が、衝撃的にシュールで最高でした。
(でも最後ページをめくってみたら、「聖子ちゃんをよろしく」だなんて。私には美しい同期愛にも単純に藤への恋愛感情にも思えなくて、混乱。藤と源の関係性って、巻が進むほど分からなくなってる気がする。作者さんこそ構成力の鬼だわ…)

[じろさんの感想 · 2021年9月10日]

1巻から見比べると、絵がシュッとしたな…

恋愛フラグ立ってしまった川合の成長が、結構かなり淋しくもあり。
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・「ちょっと素敵と思った異性の部下」と離れた席を選んでるだろ(p.60)
・「てか俺どんだけあんあん言わされるんだよ」
・「すごいな川合　お前のやる気に刑事課みんあドン引きだよ」「恐縮です」

[DJ TECHNORCHさんの感想 · 2021年8月23日]

最高、文句なしに今一番輝いてる漫画。

[パン食べ隊さんの感想 · 2021年8月23日]

えっ、結局そういうはなしなの…

著者プロフィール

某県警に10年勤務。2017年、担当編集者の制止も聞かず、公務員の安定を捨て専業漫画家に転身する。短編『交番女子』が掲載され話題になっていた「モーニング」誌上で、2017年11月より『ハコヅメ ～交番女子の逆襲～』の週刊連載がスタート！

「2023年 『ハコヅメ～交番女子の逆襲～（23）』 で使われていた紹介文から引用しています。」