- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065257067
作品紹介・あらすじ
幽閉された奴隷出身の馬賊ベイラの運命は。決死の勇気を奮う人霊獣・一角麒。放浪と冒険と闘いの物語! 「金椛国春秋」シリーズに続く、期待に違わぬ面白さの中華ファンタジー、二ヵ月連続刊行。放浪と冒険と闘いの物語! 講談社文庫50周年記念作品。
感想・レビュー・書評
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上巻より物語っぽい。相変わらず麒麟はいても居なくてもみたいな所があるが、上巻よりは空気ではない。
相変わらず地名も人名も難しく、1冊読み終えるのに他の本の3倍かかる。
2回目読もうとは思わないかな。 -
永く生きる何かからの目で見た歴史観、聞いてみる事が出来ればイイなぁ。
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そして,上下巻に分冊化する必然性も感じられない.帯に田中芳樹大君が“未知の英雄が新しい時代を築く!”とコメントしているのだが,少なくとも本書の推薦にはなっていないよな,と苦笑.
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麒麟が出てきている意味が分からない…と思ってしまった。
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戦さに明け暮れるベイラ=世龍。一角麒は戦乱続く中原で天命を遂げることができるのか?
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下巻読了。
歴史になぞられているので主人公の国がこのあとどうなるのかは分かってしまうのである。身内をきちんと律することができないと駄目なんだな。
霊獣たちというのはずいぶんとドライな生き方をするのだなと思った。
きっと覇を唱える人物を見いだしても途中で死んだり、彼らの行いの禍を受けて命を落とす霊獣もいるのだろう。
もう少し神域のはなしを読みたかった。どういう理で霊獣が生まれて人を見いだすのかとか。
歴史の流れはいいので人物をやたら出してどうのこうのよりもそっちの話が読みたかったかな。
十二国シリーズとは違う麒麟象はおもしろかった。
ちょっと、別の時代でも霊獣たちの目を通した群雄割拠の時代を読んでみたいかも。
詳しくないのでちょっと思いつかないけれど。歴史は長いので中国だけでなくシルクロードやユーラシア大陸にいろんな国が生まれては滅んでいるので題材は膨大に那屡かなと思う。
登場人物をすっきりさせてこの量ならば長編向きなのかもしれない?
でも、そうなると読まないかもしれないなぁ。 -
中国の史実に則ってそれに霊獣を登場させ天命という思想を重ねてくるところのアイデアは魅力的だったが,短い物語の中でたくさんの情報を詰め込んであり説明的な文章が多く歴史書を読んでいるような気がした.ごちゃごちゃした時代なので煩雑なのは仕方ないと思うけれど主人公たちがもっと生き生きとしていれば面白かったのにと残念だった.