- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065257296
作品紹介・あらすじ
創立130年の全寮制年女子高である星華高等学校は、街から離れた山奥にあり規律に厳しいことで地元では有名だった。さらに同校には特徴的な「マザー制度」というものがある。3年生を「マザー」、新入生を「チャイルド」といって寝食を共にしつつルールやマナーを教えるというものだ。入学式の3週間前早々に同校にやってきた一之瀬茜は、家庭に居場所がなかった。一人で生きていくことを誓っていた茜はしかし、マザーである緑川桜子にかわいがられ、とまどう。そんな茜の周りである日不審な事件が起きた。茜と桜子、ルームメイトの真琴と千尋の4人は事件をきっかけに自分たちの運命と向き合うことになり……。
感想・レビュー・書評
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大人と子ども、主観と客観、服従と裏切り、そして嘘と真実。色んな対比が絡み合って、四人は成長していく。
本作『友達未遂』はYouTubeチャンネル『ほんタメ』の旧称『ぶんだんTV』の企画であった『オチすご』で知りました。モデルの尾身綾子さんが課題本をオチ直前まで読書してきて、番組撮影時にオチを読んでリアクション&レビューをする企画なのですが、そこで本作『友達未遂』が清々しいハッピーエンドと高評価であったので、今回読んでみたという経緯です。
感想ですが、4人の女子高生にとって、ハッピーエンドな結果だったんでしょうが、私個人は、どうしてもギャフンと言わせて欲しかった人がいて、それがなく終わってしまったことに物足りなさを感じました。
(マドンナめ…。)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かった。
全寮制の女子高。上級生と下級生がマザーさん、チャイルドさんと呼び合うシステム。やたらと口出ししてくるOGたち。
ちょっと設定は現実的ではないけれど、そこにある少女たちの思いにはしっかり共感できた。
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結構好きなお話だった。
みんながみんな色んなものを抱えてる。 -
創立130年の全寮制年女子高、星華高等学校は
先輩をマザー、後輩をチャイルドと呼ぶ。
小さな世界に生きる彼女たちの高校生活は...。
華やかで、でもドロドロした世界観が広がって行くのかと思っていたら
いろいろな展開がありスイスイと読ませる。
タイトル「友達未遂」
どう読み取ればいいのだろう。
そこだけ謎だった。 -
学校の世界設定は好み。マザーとチャイルドみたいに一見不思議なことも中にいるとそれが普通で、尊いものとされている異常性がいい。
1〜4章まではそれぞれにフォーカスした構成になっているから、結局それぞれの家庭環境と向き合う所がメインであまり惹かれなかった。 -
全寮制の女子校で続発する事件に巻き込まれた少女たちを描く各紙誌絶賛のサスペンス。
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4.0