雲雀の太刀 公家武者 信平(十一) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.58
  • (2)
  • (3)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 48
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065259641

作品紹介・あらすじ

累計130万部突破! 
勝負の4カ月連続刊行決定!

大人気時代小説シリーズ、ますます絶好調!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 公家武者、鷹司松平信平の活躍の物語です。

    四代将軍・徳川家綱の時代。徳川幕府を倒し、新しき帝をいただき朝廷を中心とした政を行なおうとする公家の下御門実光は、先帝後妻上皇と血のつながった孫娘の薫子を求めます。下御門実光は、薫子の居場所を探すために陰陽師の光行、光音父娘を攫いますが。帝が、薫子を先帝の孫と知り御所の奥深くに隠しているために見つけ出せずにいます。信平の活躍で下御門実光の手から光行、光音父娘を助け出します。

    鷹司信平の石高は、陸奥の騒動で四千石加増されて七千石。

    【読後】
    息を呑むような剣戟が……見ているだけで背筋が寒くなります。此度は、剣戟シーンが多く、爽快ですが、少し多すぎると思うほどです。信平の息子・信政も大きくなり、帝の信頼を得て逞しくなってきました。都での下御門実光の騒動は、まだ続きます。次回はどのような展開になるか楽しみです。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    公家武者松平信平シリーズの27作目
    雲雀の太刀 公家武者 信平(第二期)シリーズ11作目《文庫本》
    2021.10発行。字の大きさは…中。2023.03.01~04.読了。★★★☆☆
    図書館から借りてくる2023.02.22
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    《公家武者 信平シリーズ一覧》
    13.姉妹の絆
    12.決着の鬨
    11.雲雀の太刀  2023.03.04読了
    10.宮中の誘い  2023.02.17読了
    09.くもの頭領  2021.02.13読了
    08.若君の覚悟  2020.08.15読了
    07.帝の刀匠   2020.03.24読了
    06.赤い刀身   2019.09.27読了
    05.狙われた旗本 ブクロク登録前
    04.公卿の罠   ブクロク登録前
    03.比叡山の鬼  ブクロク登録前
    02.逃げた名馬  ブクロク登録前
    01.消えた狐丸  ブクロク登録前
    ※1作目~5作目は、ブクロク登録前に読んだため登録していません。 
    「参考」
    ※参考は、私のメモ書きです。本の感想ではありません。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    「鷹司信平」は、五摂家の一つ鷹司家の出自であるが庶子であるために、門跡寺院に入るか、他の公家の養子になるなどの選択肢しかなかった。そこで信平は、十五才の時に姉である三代将軍・徳川家光の御台所(正室)鷹司孝子を頼り江戸に下りて武家となります。そして紀伊和歌山藩の初代藩主であり、徳川家康の十男である徳川頼宣(よりのぶ)の娘・松姫を娶り、愛刀・狐丸で悪を退治する。時は、四代将軍・徳川家綱の時代です。←第10作目感想より抜粋
    第10作目の時点で知行は、陸奥の騒動で四千石加増されて七千石。

  • 12作目を買いに行ったら11作目の買い忘れに気づき2冊を購入。
    敵との壮絶な陰陽師を通しての闘い。それを守る息子の信政は、父にも本当のことを言えず悩むが、最後は父にも師匠にも言ってしまう。秘密を命じた天皇も、それは分かっていたようで安心した。
    敵から寝返った肥前兄妹に訪れた不幸は残念。次の作品で今回のシリーズが最後となる。楽しみなような残念なような。

  • セカンドシリーズ第11弾。

    先帝の血を引く薫子の居場所を探る銭才一味に、陰陽師の光音と、その祖父・光行が攫われてしまいます。
    そして、薫子を守る為その存在を秘するよう帝に命じられた信政は、薫子を保護したい父・信平や師匠・道謙との間で板挟み状態になってしまいます。苦悩する信政の決断は・・。

    常に銭才たちに先手を取られてしまう信平サイド。特に今回は光音と光行が敵の手に落ちて、光音が操られて、光行が無理強いさせられる場面が続き、「早く助けに来てあげて!」と、もどかしくなりました。
    一方、信平に逆らう事になっても帝や薫子との約束を守ろうとする信政に、成長を感じました。
    終盤でついに銭才と相まみえた信平ですが、決着はつかず、この戦いは続く模様です。
    そして、肥前と妹・絹の兄妹が哀れでなりませんでした。彼らの為にも信平達の反撃が見たいものです。

  • 江戸泰平を脅かす巨魁と信平、真っ向相対峙す! 大人気時代小説4ヵ月連続刊行!

  • 肥前とお絹、幸せになれないの?

  • 第十一弾
    銭才の朝廷に取って代る策謀、陰陽師の攻防、光音も敵方に捕らえられ、そして朝廷側の重鎮の陰陽師も亡くなり、妹を敵方に捕らえられている肥前は、無事解決したと思われたがそこには巧妙な罠が、悲劇の兄妹、太刀を帝から与えられた信政の今後は

  • 銭才との戦いも大詰めか⁉️
    次号が待ち遠しいなぁ

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々木裕一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×