- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065274170
作品紹介・あらすじ
転校したばかりの小5の空花は、体調を崩して入院中。
その病院に、患者向けの「あおぞら図書館」があると知り、本好きの空花は大喜び。
早速図書館に行って大好きな本を開いたら、さし絵の中に引っ張り込まれてしまった。
本の中で待っていたのは、アオと名乗る少女。
さし絵のクッキーを自由に食べ、思ったことを口にする、
空花にとって、うらやましいくらい自信のある、のびのびした子だった。
二人は、たびたびさし絵の中で会い、仲良くなっていくが、ある日大げんかに。
仲直りの機会がないまま、空花の退院が決まって……。
<小学中級から>
感想・レビュー・書評
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表紙がともかくかわいい。
児童書だけど、大人の部屋にも飾りたくなる。裏表紙のバーコードにも赤い縁取りを発見。こういう遊び、装丁家がワクワクしながら提案したんだろうなぁと思うとこっちまで、楽しくなる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
不謹慎ながらも、病院図書館ってちょっとワクワクする響きがある。
空花の1人脳内会議の感じとかクラスメイトの何気ない描写がクスッと笑えて好きだった。
後半のシリアスな展開に、個人的にはもう少し軽い設定でもよかったかなと思ったけれど、ただ楽しいだけじゃないこの捻りが令丈さんの持ち味なのだろう。
カシワイさんの表紙も物語の雰囲気づくりに一役買っている。 -
本好きの友達に恵まれていた環境から、引っ越しで環境が変わり、病気にもなって…と話が進んでいく。
始めはいい感じだと思って読み始めたけれど、ちょっと期待外れだった。
ただ、文字も大きくテンポよく読めるので、本好きかそうでないかを問わず、読んでみることを勧めるにはよさそう。 -
図書館の新着コーナーで出会いました。新着コーナーにいてくれなかったら、児童書を見に行く事はあまりので出会えなかったかも。ご縁に感謝です。以前、ハリネズミ乙女(タイトル違うかな?)が面白かったので、児童書のイメージが強い作家さんでしたが手に取って正解でした。一気に読めて懐かしさにも浸りつつ、謎解き要素もあり、爽やかな読後感でした。
それにしても、児童文学に食べるシーン、そんなにあったんだ。全然覚えてなかった。 -
病院にある、図書館のお話。本の中に入れるなんて楽しそう。本好きの人間なら、憧れるシチュエーション。
空花と青、二人でいっしょに進んでいくのかな。優しいお話だった。 -
本が大好きな空花だが、転校先の学校では気の合う友達を作れそうになかった。沈み込んでいた時に入院することになり、更に憂鬱になった。
そんな時、病院の中に図書館がある事を聞き喜んで訪れた空花。お気に入りの『長くつ下のピッピ』を開いて挿し絵を見ていたら、不思議なことが! -
某VTuberが紹介していた「うつのみやこども賞」を最近知り、気になったので一番受賞が新しかったこの本を手に取りました。
……児童文学を最後に読んだのは、いつだったっけ?
……この本に出てくる世界名作、たくさん読み込んでおけば今よりもっと楽しめたかなぁ。
なんて思いながら、気がつけば読み終えてしまいました。
いつも読むような小説の読了後とはまた別の、心がほかほかとあたたかくなるような気持ちになれました。
主人公の空花ちゃんと本の挿絵の中にいる不思議な女の子・アオちゃんのやり取りがかわいくって、この2人のやり取りをもっと読みたい!とページをめくる手が止まりませんでした。
久しぶりに手に取った児童文学がこの本で良かった。 -
空花が病院図書館に行っているのを見て
わたしも図書館がすきなので
もし病院に入院したらそのときに図書館に行って見たいです