ふしぎな中国 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
3.51
  • (4)
  • (14)
  • (19)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 180
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065300121

作品紹介・あらすじ

「白衛兵」「西朝鮮」「外売騎手」「45度人生」「新能源人」「錦鯉」「凡人」…あなたは、この意味わかりますか?
中国ウォッチャーとして知られる著者が、新語・流行語で現代中国を読み解く。読み始めたらとまならい面白さ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 作者の経験から、中国文化、中国の慣習を
    中国語を交えながら紹介している。

    楽しく読める一冊。

  • 県立に有り

  • 軽い気持ちで読み始めたが、とにかく中国の今がわかるエピソードを皮肉や笑いを込めた描写がとてもおもしろかった。

  • 図書館で借りた。
    この令和時代の中国を、中国国内の流行り言葉から解説した本。構成自体は昔のイミダスや現代用語の基礎知識を連想させるつくりと感じた。
    流行り言葉がたくさん出てくるが、大きく分けて「最近の中国人を表す言葉」「習近平体制にまつわる言葉」「ビジネスなどその他の言葉」といった感じで分けられる。
    その内、最近の中国人を表す言葉は、「中国人も人間なんだなぁ。一緒だな」と感じることも多く、楽しく読ませてもらった。

  • 報道などで中国に触れる時は「共産党」や「習近平」が主語になりがちで、一党独裁国家、或いは民主主義とは程遠い国家としての中国として認識しがちだが、この本は市井の人々から生まれた言葉から中国を語るため、グッと距離感が縮まり身近な隣国として結局似た者同士だよなぁとすら思うほどに共感を持って読むことができた。とりわけ“躺平”や“45度人生”などの言葉は強烈に印象に残る。

  •  中国という国について、内側から書いてくれているので実際の姿に触れられる。

  • 流行語を通じて、現在の中国が少し理解出来ました。文化の違いを感じました

  • 2022年発行
    タイトルだけで見たら中国について一つ違う視点で学べるかと思ったが、新しい単語の解説集でした。

    中国の新語、流行語、隠語33単語紹介。
    1単語あたり6pで解説している。

    (新単語例)
    社恐、共同富裕、動態清零、九九六、凡学、など

  • RPCは嫌いなんだが、残念ながら、庶民の卑屈な文化は結構面白い。漢字の使い方とか、さすがだなあ、と思う。
    近藤先生は、そんなRPCの最近の流行り言葉をキーに、世相を切ってくれた。面白い本だった。

    とにかく、日本も大概だが、この文化の下に生まれなくて、本当に良かった。

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1965年生まれ。埼玉県出身。東京大学卒業。国際情報学修士。講談社入社後、中国、朝鮮半島を中心とする東アジア取材をライフワークとする。講談社(北京)文化有限公司副社長を経て、現在、『週刊現代』編集次長(特別編集委員)。Webメディア『現代ビジネス』コラムニスト。『現代ビジネス』に連載中の「北京のランダム・ウォーカー」は日本で最も読まれる中国関連ニュースとして知られる。2008年より明治大学講師(東アジア論)も兼任。2019年に『ファーウェイと米中5G戦争』(講談社+α新書)で岡倉天心記念賞を受賞。他に『アジア燃ゆ』(MdN新書)『パックス・チャイナ 中華帝国の野望』『ファクトで読む米中新冷戦とアフター・コロナ』(以上、講談社現代新書)など著書多数。

「2023年 『日本人が知らない!中国・ロシアの秘めた野望』 で使われていた紹介文から引用しています。」

近藤大介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×