スキップとローファー(8) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 694
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065302675

作品紹介・あらすじ

地方から東京の高偏差値高校に首席入学した美津未は、勉強こそできるものの、過疎地育ちゆえに同世代コミュ経験がとぼしい。そのうえちょっと天然で、慣れない都会の高校はなかなかムズカシイ! だけど、そんな「みつみちゃん」のまっすぐでまっしろな存在感が、本人も気づかないうちにクラスメイトたちをハッピーにしていく! 2年生に進級してわずか、志摩くんからの「付き合ってみる?」発言から始まった、ふたりの「お試し期間」。付き合うってどういうことなんだろう。お互いにとって特別な存在になれるのかな……? TVアニメ化も決定して各メディアから広く深く注目を集める共感度MAXのスクール・ライフ・コメディの最新第8巻は、ときどき不協和音スレスレだけど大切な瞬間をしっかり育みます!

感想・レビュー・書評

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  • 志摩はなに拗らせてるんだよ。
    みつみを悲しませるとこの漫画の陽光が陰る。
    八方美人は事なかれ主義。より身近な人を悲しませることになる。履き違えないようがんばれ!

  • 周りの評価を気にせずに「愛されてきた」みつみ。
    周りの評価ばかり気にする「愛されてこなかった」志摩くん。
    それを即座に分析してしまう八坂さん。

    言葉じゃなくて「砂」のように感情をとらえてしまう志摩くん。
    “付き合う”ようになって、今まで持たなかった”欲張り”がでてきたみつみ。
    そう、”付き合う”って本来難しいんだ。
    どうやったってすれ違ってしまう。

    この辺りの機微をこんなふうに切り取れるなんて。

    それにしてもみつみは、八坂さんにも氏家くんにも、最初から偏見をもつことなく決めつけず周りに左右されずにフラットな状態で接することができていて本当にすごい。
    自分に対してもずっと素直だ。
    素直のままに行動に移せる。
    なかなか容易にできることじゃない。

  • ・はじめてのお付き合い
     みつみちゃん、ドキドキ
     志摩くん、とまどい
    ・モテ子ちゃん、観察する
    ・みつみちゃんと志摩くん、やっぱり友だち?

    ○みつみちゃん、ガン泣きしちゃった
     志摩くん、何しとるんだ!
    ○みんな戸惑いながら。愛しい

  • 【あらすじ】
    2年生に進級してわずか、志摩くんからの「付き合ってみる?」発言から始まった、ふたりの「お試し期間」。付き合うってどういうことなんだろう。お互いにとって特別な存在になれるのかな……? TVアニメ化も決定して各メディアから広く深く注目を集める共感度MAXのスクール・ライフ・コメディの最新第8巻は、ときどき不協和音スレスレだけど大切な瞬間をしっかり育みます!

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • 入学から感化しあってきた美津未と志摩。その二人の距離がさらに接近していく!クラスメート、部活、生徒会──二年生になって変わっていく日々の中で、二人の心はどこに落ち着くのか?!

    美津未の告白からのお試し交際開始からの激突!家庭で愛されて育ってきた美津未と、母から愛されずに育ってきた志摩の対比は避けられないテーマ。親から無条件の愛を受けているかどうかって、大人になっても引きずることだと思う(さらに大人になれば、なおさら無条件で愛されることは少なくなる)。志摩が感情を例えるなら砂と言ったのが切ない。つかもうとしても零れ落ちてしまうものだったんだよね。

    志摩と同じく愛されない家庭で育ち、良い子でいることが染みついた八坂。同族だと思ったら、美津未の実直で誠実な性格に打ちのめされた氏家。このキャラたちの登場も効いてくる。志摩は今のままだと、美津未の傍にいても氏家のように劣等感に苛まれるだけで終わってしまうんだろうな。だから、今はあの結末で良かったんだと感じる。入学した時は親鳥の志摩に雛の美津未がついていくイメージだったけど、それが今は逆転しているんだよね。

    美津未が今持ってる勇気や自信は、周りから与えられたものだと気づくシーンはすごい。それを今度は、志摩へと言葉や態度で受け渡していこうとする姿はもはや愛。志摩は相手からの恋の対象にはなっても、愛の対象になってこなかったから、これから少しずつ変化していくのかな?かと言って、志摩や八坂がしてることも処世術としては大事ではあるから、このバランス感覚はほんとに難しい。ぼくなんておじさんになってもわかんないよ…。

    「志摩くんは猪突猛進タイプの人間を過大評価してる気がする 君が前に出ることはな~んにも変じゃないって覚えといてくれよ!」
    兼近のこの言葉も大事。いつか志摩も自分のために前に出る日が来るのかな。クリスにも愛されてるし(友情的な意味で)、その輪が広がっていったらいいなあ。重いテーマを軽やかに描いてくれる本作の魅力がいかんなく発揮されている8巻だった。

  • えっ!付き合った!と思ったら、別れた!!みつみの実直さと志摩の当たり障りない優しさがすれ違ってる〜。みつみって思ったこと言えて強いなー。良し悪しでもあるのかもしれないけど、考 人間関係に諦めてる志摩くんにはぴったりでいいのかも?
    デートのみつみと志摩くん、志摩の思考とは裏腹に友達戻る宣言。そのあとのみつみの「恋じゃなくても志摩くんが男の子でも女の子でも〜この人好きだなーと思ったよ」いらない認定されるのが怖くて八方美人な志摩がいちばん言われたかったセリフだから、なんか泣けた。みつみの真っ直ぐに救われてて、砂のように日差しのように気持ちは募ってて。これから志摩はようやく気づくのかな?続き早くみたい。
    クリスのキャラ好き。
    ここ最近で一番好きな漫画

  • 氏家くんの隠れた前向きさとみつみの友達になりたい理由★★★★★

  • 初版 帯

  • 恋じゃなくっても
    志摩くんが男の子でも女の子でも
    小学生でもおじいちゃんでも
    この人好きだな〜と思ったと思う
    だから友達になりたいの

    めちゃめちゃ良いセリフ。分かる。分かるよ。
    私にもそんな男の子がいたから分かる。
    恋愛としても好きだけど、恋愛に振り切ると
    なんか違う感じで。
    見たくない、気付きたくないことに触れてしまいそうで、そこまで深いとこまではいきたくなくて、
    ただ純粋に好きで、幸せでいてほしくて。
    楽しいことをただ楽しいねって共感したくて。
    一つになりたいのではなく、一つと一つで
    共存したいかんじ。
    みつみちゃんと志摩くんにぴったり合う関係性で
    上手く幸せに共存してほしい。

  • 一巻分も続かんかったんかーい!でもね、正直言って志摩くんは友達止まりなんだよね(いきなりの上から目線)。彼氏って感じではない(だから何故上から)。まだ向井くんのほうがいいと思う。山田はなぁ、手当たり次第なとこがダメだ。彼も友達としてしか見れんな(だから何故ry)。

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著者プロフィール

アフタヌーン四季賞2012年秋のコンテスト『箱庭のこども』佳作入賞を経て、集中連載『カナリアたちの舟』(全1巻)にてデビュー。
「アフタヌーン」2018年10月号より『スキップとローファー』連載開始。


「2023年 『スキップとローファー(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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