宇宙の終わりに何が起こるのか 最新理論が予言する「5つの終末シナリオ」 (ブルーバックス)

  • 講談社
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065302705

作品紹介・あらすじ

この宇宙は必ず終わる。──いつ、どうやって!?
「万物が究極的に破壊される」瞬間を描く5つのシナリオとは?

19ヵ国で翻訳!
話題の最新宇宙論

2021年9月刊行、同名書籍の新書化

〈最新理論が予言する「5つの終末シナリオ」〉

1:ビッグクランチ──急激な収縮を起こし、潰れて終わる
2:熱的死──膨張の末に、あらゆる活動が停止する
3:ビッグリップ──ファントムエネルギーによって急膨張し、ズタズタに引き裂かれる
4:真空崩壊──「真空の泡」に包まれて完全消滅する突然死
5:ビッグバウンス──「特異点」で跳ね返り、収縮と膨張を何度も繰り返す

感想・レビュー・書評

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  • なかなか専門書を読むことはないのだが、宇宙の終わりとは…どうなるのか⁇予測不能なので興味をもったこの時期を逃さず読んでみた。
    だが、かなりの日数を要した。

    「終末は必ずくる」のは確実なのかもしれないが、かなり後のことのようだ。
    だがどういう終末なのかは5つある。

    ビッグランチ〜急激な収縮を起こし、つぶれて終わる。

    熱的死〜膨張の末に、あらゆる活動が停止する。

    ビッグリップ〜ファントムエネルギーによって急膨張し、ズタズタに引き裂かれる。

    真空崩壊〜「真空の泡」に包まれて完全消滅する突然死。

    ビッグバウンス〜「特異点」で跳ね返り、収縮と膨張を何度も繰り返す。

    自分の中で量子力学をよく理解できないので、結局「宇宙がいつ、いかにして終焉するか」になんらかの関係があるのかすらわからない。
    だが、あくまで予言だろうけど終わりはくる。

  • エキピロティック宇宙モデルとか知らないことが勉強になりました。

  • 現代物理学と宇宙論から導き出される、宇宙の結末の紹介。デイビッド=クリスチャンの未来とは何か?より先に読みました。こちらの方が、わかりやすくて良かったです。

  • ミニコメント
    この宇宙は必ず終わる―。いつ、どうやって?
    万物が究極的に破壊される瞬間を描く、5つのシナリオとは?

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1315654

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/787158

  • 理論と矛盾しない5つの終末シナリオ。収縮しつぶれて終わるビッグクランチ、あらゆる活動が停止する熱的死、ファントムエネルギーで引き裂かれるビッグリップ、真空の泡に包まれて完全消滅する真空崩壊、収縮と膨張を繰り返すビッグバウンス。

    人類もいなくなっているであろう遠い未来だけでなく、すぐにも起こり得る終末もあるとは。理論ベースなのに多彩な引用が楽しい。

  • ふむ

  • 宇宙論としては平易に書かれているのかもしれないがやはり難しい。「閉じた宇宙」、「開いた宇宙」、「真空崩壊」などの話になるとちんぷんかんぷんになる。現在の宇宙論では宇宙の終焉は、「ビッグクランチ」「熱的死」「ビッグリップ」「真空崩壊」「ビッグバウンス」の5つが想定されており、今現在の最有力候補は「熱的死」ということ。そのころには人類も、地球も、太陽も滅んだ後(人類がうまく別の恒星系に移住できれば別だが)なので、正直どうでも良いことなのだが、そんなことを考えることが出来るというのが人類の偉大な所なのだろう。
    いずれにしても、アメリカの作家によくありがちな意味不明で分かりづらい例え(アメリカのTVと文化に精通している人には分かるのかも)と、必要性が感じられないいろいろな学者の会話がちょこちょこ挟まり、文章と内容の理解を非常に阻害していて読みづらい。

  • 請求記号 443.9/Ma 21/2218

  • 【ビッグクランチ】ビッグバンの推進力が重力に屈し、宇宙の膨張は減速し、やがて急激な収縮で一点に収束して宇宙はつぶれる。【熱的死】宇宙定数に支配され、ダークエネルギーが増加して膨張は進み、恒星が燃え尽き粒子は崩壊、宇宙の活動が停止する。【ビッグリップ】ω<−1ならばダークエネルギーはファントムエネルギーであり、宇宙はズタズタに引き裂かれる。【真空崩壊】ヒッグス場がはまっている偽の真空の物理法則が転覆し、万物が崩壊する。【ビッグバウンス】ビッグバン的特異点までの収縮と跳ね返りの膨張を繰り返すリサイクル宇宙論。

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著者プロフィール

ケイティ・マック(Katie Mack)
ノースカロライナ州立大学物理学科助教。宇宙の始まりから終焉まで、幅広いテーマを探究する理論宇宙物理学者。銀河の形成やブラックホール、コズミックストリングといった専門分野の研究に従事するかたわら、一般市民に向けた科学啓発活動に熱心に取り組む科学コミュニケーターとしても知られる。2009年にプリンストン大学で博士号を取得後、ケンブリッジ大学天文学研究所、メルボルン大学等を経て現職。「サイエンティフィック・アメリカン」「スレート」「スカイ&テレスコープ」「タイム」「コスモス」等でコラムニストとしても活躍するほか、ツイッター(@AstroKatie)でも情報を発信している。

「2022年 『宇宙の終わりに何が起こるのか 最新理論が予言する「5つの終末シナリオ」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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