- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065311646
作品紹介・あらすじ
「女の涙に絆されて」
第一部完結目前!
町山署員のいつもの「日常」が盛りだくさん!
女だらけの術科訓練や、後輩が大好きすぎて
好きな人を作らないでほしい話、大好きすぎる後輩に
おいしいご飯を食べさせてたい話などなど、
お別れ前の心温まるストーリーをぜひご賞味ください!
感想・レビュー・書評
-
源に執着する女性の立てこもり事案に、会社の男性上司二人から性的暴行を受けたという女性の事件捜査が重なる!誰かがやらなくちゃいけない仕事をする警察の物語、第一部完結!
「源部長は追い込まれるほど優しくなる」
ペアの山田が察する限界のサインがつらい。横井は「器用な男」と称し、鬼瓦は「不器用な男なんだよ」「私が知ってる中で一番優しい警察官はあいつだ」と伝える。張り付いていく笑顔を剥がせるのは、同期の仲間だけだった。
源は相手を洞察する能力があるがゆえに、人の心に深く潜れてしまう。そこは光も届かず、気圧に押し潰されそうな暗黒の世界。理解されない感覚の世界で、命綱になる山田や藤のありがたさ。でも、最終的に源は刑事を離れそうで怖いね。それと押しかけ女・千歳の変わり身の術は、ぼくも横井みたいな目で見ちゃうわ…。ああいう苦労をしても数字に表れないとかやってられないわなあ。
暴行事件の取り調べも胸が張り裂けそうだった。女性の藪に感情移入して読みがちだけど、それを第三者として立証することの難しさを痛感する。もし間違えたら冤罪。どう頑張っても誰かには恨まれる仕事だよね。地獄すぎる。副社長が狸ジジイだし、妻も責任を警察に転嫁するのも最悪。個人的には妻子がいるのに、部下の女の家に上がり込んで2人でことに及ぶ時点でアウトとしか思えないが…まあ、感情論ではなく立証しないといけないのがつらい。
最終巻は激重エピソードだったけど、最後は希望を感じるエンドでよかった。まずは次回作に期待!泰三子先生は行動力の化身すぎるので、セーブしながら無理なく制作を進めてほしいです。楽しみにしてます!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
川合、藤、源、山田の関係性すごくすき。
こういう人間関係を築いて、職場で働いてみたかったな〜。 -
2つの事件が同時進行するけどその2つに関連があるわけではない。
フィクションだと2つの事件が起きたら裏でつながってたりすることが多いからこれは逆に新鮮。
マルチタスクに苦しむ姿がリアル。
第一部完ということで、またいつか続きが見れるかもしれないことが嬉しい。
彼女たちの日常、ずっと見ていたい。 -
ドラマでハマってアニメを見て、漫画に辿り着いたけど漫画はさらによかった☺️
-
元警察官が描いているということで、エピソードの引き出しがとにかく豊富、お仕事マンガとしてのリアルさ、話の密度の濃さにビビる
二度読み、三度読みで更に面白くなる、周到な伏線配置と回収の妙。解釈の余地を残す物語世界の懐の深さも魅力的 -
なんと、第1部・完とは。だいぶハラハラする展開で、実際人事にもつながってしまった訳だけど、この後の物語も是非読んでみたいものです。