ツワモノガタリ(6) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 25
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065313855

作品紹介・あらすじ

“強さ”に一番リアルな新選組漫画へ!!

新選組鬼の副長「土方歳三」vs.幕末の英雄「坂本龍馬」!!
日本の未来のために命を賭けた強者同士が、
己の理念を刀に乗せて切り結ぶ!!

日本を救う一手は佐幕か攘夷か開国か――
歴史が選んだ答えの裏に、破れ去る者たちの矜持がある。
それこそが幕末当時「誠」と呼ばれた生き様である。

感想・レビュー・書評

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  • #読了 #ツワモノガタリ #漫画好き #読書好きな人と繋がりたい 今回は、もし土方歳三と坂本龍馬が闘ったら、どちらが強いのか?

  • 前巻の引きや表紙から坂本龍馬vs土方歳三が描かれると思いきや(いや、描かれてるんだけど)その前に真剣勝負とは言い難いもののサービスバトルというには豪華な、そしてストーリー上重要な対戦が挿し挟まれていてこれは嬉しい。個人的にはこのエピソードに伴う順序を知らなかったというか、そもそもなぜか気になった事すらなかったので「え?土方さんそこなんだ」と。

    さて、実はこの作品の「1対1の勝負を通して最強は誰かを語る」という根幹に関わる事でずっと気になってた事がありまして、初期の対戦は本当に剣(武芸)の腕のみに特化した人々の戦いだったのが、高杉晋作のように強いんだろうが、剣術以外の事で名が知れている人の対戦が徐々に描かれるようになった点。そもそも戦闘狂みたいな人ばかりいるわけではなく当然思想強めな人も入ってくるのはストーリーの流れ的には自然な事だけど、果たして剣術を描くコンセプトの邪魔にはならないかという懸念。そして、この巻の対戦カードは維新志士でも屈指の思想つよつよキャラ坂本龍馬と天然理心流の遣い手としてより新選組でのポジションや人生哲学のイメージのほうが強い(個人の感想です)土方歳三というまさに武術対決から一番縁遠くなりそうなカード。ここで一つの回答がと思いきや、さらにその舞台が龍馬にとっては最悪、新選組にとっては必殺の多対一の遭遇戦。「これは……どうなるんだ???」と思っていたら口八丁と頑固者のおかげで豪華すぎるガヤが顕現し、無事1対1に収まり、しかもまさかの総合武術対決!予想外すぎる展開にこちらが1本取られましたわ。(余談ですが、土方さん黒子のバスケの赤司みたいになってます。)
    しかし案の定やっぱり二人とも理想を語りたがり、この巻では決着つかず。龍馬はそもそも剣で決着をつける気は終始無い感じでらしいし、その対比となる土方さんの哲学もとても熱く剣そっちのけで読者としては盛り上がるところ……

    そして、衝撃の次巻予告

    「ツワモノガタリ"本段"池田屋事件編、開幕!!」

    本段!?

    _人人人人人_
    > 本段!? <
     ̄YYYYY ̄

    もしかして今までは全部前置き……というかキャラ紹介……そして、これがぼんやり感じていた懸念への回答!?

    剣術狂い同志の対戦から徐々に維新と佐幕の思想を絡めていき、より大局的な視点で描く集団戦……が真に描きたかった事てことですよね?
    これ実はもう一つの懸案事項である1対1対戦の連続というマンネリ化も回避でき、見事な構成と言わざるを得ない。いやあ、びっくりした(次巻まだ読んでないけど)

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