テンソルネットワーク入門 (KS情報科学専門書)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065316535

作品紹介・あらすじ

画像認識などの情報処理、数値解析、ニューラルネットワーク、量子コンピューター、半導体といった様々な分野に跨って活躍しているテンソルネットワークを基礎からていねいに解説する。身近な問題から始めて、テンソルの計算手法の基礎を解説し、画像認識や量子物理の例を用いて、少しずつ理解を深めていく。物理系・情報系の入門者に最適の一冊。

第1章 テンソルネットワークを身近に
第2章 テンソルのダイアグラム表記
第3章 畳で学ぶ転送行列
第4章 角転送行列
第5章 特異値分解とエンタングルメント
第6章 角転送行列繰り込み群
第7章 高次特異値分解・木構造・行列積
第8章 手書き数字の見分け
第9章 行列積演算子と制限ボルツマンマシン
第10章 テンソル繰り込み群
第11章 ディスエンタングラー
第12章 量子系の状態変化を追う
第13章 変分法
第14章 再発見の歴史から未来へ

感想・レビュー・書評

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  •  図書館の新着コーナーで手に取った。
     おそらく第4章あたりまでの数式がすらすら自分で出てくいるようなひとがそれ以降の内容を数式を連動させて理解していけるのではないかと思う。第8章以降はなおさらおもしろいんんだなぁ。
     理解したいなっ(汗)。

  • 11章あたりまで読んだ。テンソルネットワークは結構複雑ですね。計算が難しいというより構造がややこしい。式変形を理解したあとは、図で解釈する練習をした方が良いみたい。パターンを掴むまでは敷居が高いと思う。

  • 請求記号 421.5/N 85

  • 第6章 角転送行列繰り込み群 あたりから数式の理解が怪しくなっていき、以降はダイアグラムの理解含め加速度的において行かれてしまった。が、なんとなく感覚的にゆらぎや相関長が発散する臨界点近傍の記述に長けていそうというイメージは残った。文章が一般的な教科書とは異なり、良い意味で個性的で面白く、感覚的なイメージを伝えようとしてくれるのが嬉しい。物性物理の実験研究をする中で、聞いたことのあるモデル名や手法名が結構出てきていて、理論家が扱っている概念を覗き見ることができた。

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著者プロフィール

神戸大学理学部物理学科准教授

「2023年 『テンソルネットワーク入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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