グラゼニ~大リーグ編~(4) (モーニング KC)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065324219

感想・レビュー・書評

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  • MLB題材作品は稀少だが、権利等ややこしいのかな?

  • 手が移動する速さ…どんなに上手くリリースしたって回転は掛かる_それを指先の感覚で相殺しながらリリースする この人の物言いは合理性と人間の情を兼ね備えている 外れ過ぎても困るが…入り過ぎたら恐怖で寿命が縮まる_厄介なボール「ナックル」

  • メジャーリーガー凡田夏之介として迎える2021シーズンが開幕。
    メジャー契約を勝ち取るために鎬を削ったTAXことモーリーと、ギャンブルことショーンもめでたくメジャー契約勝ち取っています。夏之介とパーシー含めたこの4人の明暗はいかに。

    夏之介のシーズン初登板はトロント・ブルージーンズ。敵も味方もナックルでてんてこ舞いさせてしまいます。トロントの主砲はゲレーロじゃなくてレゲーロJr.。彼には2打席連続HRを打たれてしまうのに、他を抑えるので3−2で勝っているという展開。なにそれ。しかも、球数も少なく6回まで58球。変えにくいよ、それは。
    とはいえ、継投の準備はしているのでブルペン大忙し。夏之介に、ナックルボーラーとしての信頼がもっとあれば、あたふたしなくてもいいのだろうね。

    開幕戦のモーリーとショーンの活躍の際にも少し思ったのだけど、データ重視・データありきのベースボールというものに、少々アンチテーゼを呈しているのではないでしょうか。そう思うとGMが根性やガッツを切り捨てないでいることへの、証左にもなる。

    数字で示された要素は確かに大事なことだし、客観的に見るということも大事。その上で、根性やガッツという数字には表現しにくい要素を見逃さないことも大事。
    観客として記憶に残るのは、そういう部分だったりしますしね。
    どちらも大事な要素。どちらかに偏りすぎるのは楽しくないよ、ということではないかなぁ。
    アンチテーゼというと、大上段に振りかぶってしまう印象かもしれない。もっとフランクな感じだと思います。

    日本人初のナックルボーラー天保義夫。
    知らない歴史の扉を開いてくれました、感謝。まさか再登場したトーマスから、この情報を得られるとは。パーシーとの関係もそうですが、いい具合に期待を裏切ってくれます。あのトーマスがねぇ。契約社会の世知辛さ、の役割だったはずなのにねぇ。

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著者プロフィール

長野県出身の1963年生まれ。中学・高校を野球部で過ごす。
『総理を殺せ』『おさなづま』『ショー☆バン』 等、野球に限らず様々な題材の原作を手がけてきた鬼才。『グラゼニ』 にて第37回(2013年度)講談社漫画賞を受賞。
現在「モーニング」誌上では『グラゼニ ~大リーグ編~』『昭和のグラゼニ』と2本の原作を手掛けている。

「2023年 『グラゼニ~大リーグ編~(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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