今を生きる思想 ジャン=ジャック・ルソー 「いま、ここ」を問いなおす (講談社現代新書)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065328590

作品紹介・あらすじ

シリーズ「今を生きる思想」。人民主権、近代民主主義の提唱者とされる思想家・ルソー。そのラディカルな思考は近代の枠組みに大きな影響を与えた。民主主義が機能不全に陥り、私たちの社会は閉塞感に覆われている。行き詰まった近代社会を問い直すには、近代を準備した異端の思想家・ルソーに今こそ立ち返るべきだ。『社会契約論』『人間不平等起源論』『エミール』『告白』……。ジャンルを横断して刺激的な論考を残したルソー、そのラディカルな思想の核心。

感想・レビュー・書評

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  • わりと紙厚がある。
    こんな難解さでは興味が萎える。

  • 生と思想を結びつけつつ、ルソーの哲学を中心的諸作品を網羅して解説を行っている。そして、一般的な研究成果を網羅しているというらしいが、参考文献表は複雑になるため、省略されている。

  • ジャン=ジャック・ルソー 
    桑瀬章ニ郎 講談社

    随分と激しい道のりの人生を選んできたものだと感心する
    捨て子同然の状態にありながら
    冒険の旅と独学であらゆることに学び
    音楽にのめり込み文学や政治や哲学に秀で
    何事も宇宙の真髄から掘り起こして考えるところに共感を覚える
    貴族のご婦人と出合うことから社会と繋がりを持ち
    怯むことなく果敢に挑戦していく
    形振りかまわず凄まじい生命力である

  • 概説的評伝っていうかそういうものだがグッドだと思う。恋愛やセックスの話にも触れてる。一般意思はまあ難しいですね。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/791295

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/566424

  • 学生の頃に教授から読めと言われ数冊読んだ事があるだけであったことを恥じた。
    二十歳そこそこではやはり理解が足りていなかった、と思わせてくれた本書。
    ルソーの背景をわかりやすく記してあり、「だからあんな内容になったのか」と気づかせてくれる。
    P129から、かるーく何を読んだらいいか書かれている。
    著者によれば数年であってもルソー研究も変化するらしい。興味がある方は早めに読まれた方がいいだろう。

  • 教科書の肖像画と名前だけしか頭に残っていない「ルソー」。哲学者と言ってもいわゆる学者とはイメージがちがって、今で言えば作家、芸人、ユーチューバー、コメンテイターのような性格の人だったらしい。そう言われると一種愛嬌が感じられる肖像画に納得感が^^

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