- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065331439
感想・レビュー・書評
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一気に読み終えました。面白かった。読みやすかったです。
厚みあるし、寝付けないから眠れるかなと思って手に取り
あっという間でした。
上手くいろいろと接点があいすぎ なんて途中思いながらも、良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アイドルの書くものと思って舐めてました。本当に面白かった!ご本人、ファンの方々ごめんなさい笑
一枚の絵を巡る謎、疑惑。
少しずつヴェールが剥がれていく。
作者が作者だけに映像化されるのでしょうか。してほしくないなぁ。がっかりしたくない。
それにしても、文章が書けるって羨ましい。
アイドルとしての肩書きが作家としてはどう影響するのだろうかと考えた。
私はなかなか手に取る気になれなかった。でも、ファンだったら、普段本を読まない人も手に取るかもしれない。長めのこの本を読書しないファンは読んだのかな?などと考えた。
また良い作品を書いて欲しい。 -
いつか読んでみたいと思っていた、加藤シゲアキの小説、初読。
ジャニーズのアイドルが小説、というところで勝手な色眼鏡をかけてしまっていたのだけど、本作を読んで自分の偏見を心から恥じた。まさかこんな題材で、こんな筆致で書かれているものとは。言葉遣いや単語の選び方にときおり舌を巻いた。
本作に関しては、小説の面白さとしては前半の謎解きフェーズのほうが断然面白く、後半事実が語られる部分でトーンダウンしてしまった感。
それにしても、太平洋戦争前後から今に繋がるとある一族の悲しい歴史の物語をなぜ書こうと思ったのか。書き手の顔を知っているだけにそこから興味がわくのはほかの小説家とは違うところかも。 -
良かったです。流石ですね。長いですが、きちんと物語を追えます。しかし、私の頭が馬鹿なので、登場人物の関係性が途中ゴチャゴチャになりました。最後、2人が会えてよかったです
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丁寧な調査、取材の上にできているんだろうな。
後半からぐっと引き込まれる感じがして、最後は一気に読んでしまった。
生きているということはまだ果てには行きついていないということかな、 -
もはや、アイドル「加藤シゲアキ」と言うより、作家「加藤シゲアキ」なんだなと思えた作品。
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“正しさは振りかざすだけの矛ではない。他者を守るための盾でもある”
作者の熱量を感じながら読み進めた。
わたしは誰かの、何かの熱になれるのか。
この人生のなれのはては…。
深いため息が洩れると同時に鳥肌がたった。
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400p超ある長編でしたが、どんどん読み進めることができました。
戦時中から戦後の復興の歴史を描くだけでなく、自閉症である道生と輝の深い繋がりが中心にあって、道生の描く絵の中にいつも輝がいるのが感動的でした。