ひかえめに言っても、これは愛(4) (KC デザート)

著者 : 藤もも

• 講談社 (2023年10月13日発売)

作品紹介・あらすじ

累計60万部の大ヒット！いま大注目の少女漫画！！「守ってくれて、ありがとう」「人生は自力」がモットーの理沙は、人に頼ることが苦手。ある日、ずぶ濡れで傷だらけのヤンキー・禅をたまたま助けたら、恩返しがしたいとつきまとわれるように。禅と付き合ってから、たくさん新しい気持ちを知る理沙。そんな中、理沙がかよう塾に禅のライバル・ふーみんが登場！意外にもふーみんは勉強ができて、自分が得意なことで負けた理沙は自信をなくしてしまう。しかも塾の帰りにカギを落として、家に入れない！！禅がかけつけて励ましてくれたけど、そのまま一緒に夜を過ごすことにーーー！？不良男子×優等生女子の本気きゅんLOVE、第4巻！

感想・レビュー・書評

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2023年10月13日]

禅と付き合ってから、どんどん新しい気持ちを知る理沙。そこに現れたのは禅のライバル・ふーみん！彼はなんと塾講師・観月の弟で、理沙が悩む問題を簡単に解いていくほどの秀才だったが──。

塾の帰りに家の鍵を落とした理沙は、禅の実家へ招かれる。ここで大平家のみなさんと顔を合わせることに！長女の雅、次女の縁との出会いがほっこりしてよかった。禅に顔が似ていて、クールそうに見える縁が見せた機転がカッコいい。こういう気の回し方を禅も見て育ったのかなって感じられた。女同士でも惚れそうな縁の魅力！これからも定期的に登場してほしい！その後のハプニングはさすが恋愛マンガ(笑) 部屋を見渡せる場所に父の写真が飾ってあるとか、禅は物の意味まで見ているところがいいよね。禅の父は後光がすごかった(笑)

からの、塾で鍵を拾ったふーみんタイムが始まる。勉強で努力しても兄に勝てなかったことが彼をヤンキーに走らせた理由だった。そんな彼をまっすぐ見つめて、理沙が伝える言葉がグッとくる。
「私が目標にしようとしてる人が出来が悪いわけない　私がつまずいてる問題を あなたがスラスラ解いてすごく悔しかった　あなたに負けたくない　本気出さないならすぐに追いつくから」

ふーみんは優秀な兄と比較されて、親から評価されてこなかったんだろうね。それでも、理沙のように別の人から見ればその能力はわかる。これでふーみんの心にも火がついてしまった。第一印象は最悪だったけど、根はいい奴なんだなってわかってきて好きになってきた。でも、禅と理沙の仲に割って入るのは厳しそう。勉強方面で物語を動かす役割になるのかな？

それにしても楽はしっかり怒られろ。相手も相手だったけど。
理沙がこれからどういう風に成長していくかも楽しみ。禅に守られることが多かった理沙が、禅を守ると決めたその気持ちの行く先は？！

[mgsaekiさんの感想 · 2024年4月11日]

家の鍵を失くして禅の家に泊めて貰うところから。

禅パパで笑ったw
お寺の住職なんだとしても存在感あり過ぎw
強面だけど家族から愛されてて、良い人なんだろうなぁ〜
リサが賑やかな家族と触れ合ってる感じが良かったです。
微笑ましい。

史哉とのケンカはどうにかならんのか。
ヤンキーの件は設定上必要だろうけど、なんかダルいなぁ…

著者プロフィール

2011年　デザート新人漫画大賞　優秀賞でデビュー。
初連載『恋わずらいのエリー』全１２巻が大ヒット。
代表作に『発恋にキス』（全２巻）。
デビュー作も収録した『藤もも初期作品集』も発売中。
2021年7月より、月刊「デザート」で『ひかえめに言っても、これは愛』連載中。

「2023年 『ひかえめに言っても、これは愛（3）』 で使われていた紹介文から引用しています。」