〈本の姫〉は謳う 2

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 324
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065346457

感想・レビュー・書評

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  • 1に続いて2も本当に面白い!
    アンガスの身に降り注ぐ困難を仲間と乗り越えていくTheファンタジー!っていう感じが多崎礼先生さを全面に出しててすごーく好きだった!!
    途中「セラ」は何を考えてるの?ってなったし、過去が分からなすぎて頭悩ませるシーンもあったけど、少しづつ繋がってくるふたつの物語がページをめくる手を進める1冊。
    生きてる限り希望があるのなら自分の命を生き抜くことを選び続けたいなと思った。
    守りたい誰かがいるのってこんなにも美しいんだなって心底感じた。

    続きが気になる!!

  • アンガスとアザゼル、二人の主人公の視点が少しずつ交わってきた気がする。
    どちらの視点の話も先が気になりすぎる…!

    それにしてもセラ……衝撃すぎた。

  • Amazonの紹介より
    イオディーン山の麓、岩石砂漠にある町・「青い石」。この地では、稀に生まれる白髪碧眼の者を『天使還り』と呼び、忌み嫌う習慣があった。容姿のせいで嫌われ、逃げるように町を出た少年・アンガス。7年の時を経て、病に蝕まれた母を救うため、彼は捨てたはずの故郷へと向かう。それは、呪われた文字を回収するため、そして、病床の母を救うためだった。一方、バニストンでアンガスの帰りを待つ少女・セラは、彼の過去を知りーー。



    シリーズ2作目ということで、1作目の続きからスタートなので、ここから初参加の方は、ぜひ1作目から読むことをお勧めします。何も前作までのあらすじといった解説はないので、ご注意ください。

    今回は、特に前半がアンガスの過去や故郷を中心にした物語になっています。眼に「文字」が刻まれたことによって、異物として扱われるアンガス。家族との亀裂によって、外部へ行かなければならなくなった状況に胸が苦しかったです。

    好きでこんな姿になったわけではないのに、周囲からは嫌われてしまっている。でも家族と一緒にいたい。そんな葛藤の描写が、印象的でした。
    そして現在のパートに戻り、何年かぶりに故郷に帰ります。母親に会うためだけでなく、「文字」を回収するためです。

    どのように展開していくのかが読みどころでした。
    とにかく世界観が凄く、展開も早くて、引き込まれました。
    今回もアンガスと天使のアザゼル、2つの物語が交互に展開していきます。
    2つの物語が繋がりそうで繋がらず、今後どのようにして展開するのか楽しみです。

    後半では、主にアザゼルの方に物語に変化が訪れます。
    ただ個人的に、アンガスとアザゼル、2つの名前が似ているので、物語が変わるたびに混乱してしまいました。

    全4作ということで、起承転結の「承」の立ち位置なので、そんなに衝撃な展開はなかった印象でした。まだ、2つの物語が完全に繋がっていないので、第3作に期待したいと思います。

  • 二つの物語が少し繋がり始めたか?しかしまだまだわからないことがいっぱい。
    ジョニー…ジョニーがいるだけで安心するよ…セラの話し方好き
    それにしても、旅が楽しすぎる。
    この世界の本を読んでみたすぎる「スタンダップ」

  • 1に引き続き面白いんだが、セラの話し方だけ気に入らないなー。

  • 母の病の報せに、捨てたはずの故郷へと戻るアンガス。母は忘れ病にかかり息子のことさえわからなくなっていた。病の原因はスペルだと睨んだアンガスと姫は、人目を忍んで調査を始める。一方、アンガスを待つセラはアンガスの過去を知り、ある決意を固めていた。

    いよいよ「俺」の世界とアンガスの世界が近付いてきて面白くなってきた。「俺」が今後どのようにアンガスと関わってくるのか楽しみ。それにしてもセラの口調に絶句してしまった。凄い違和感。重要なシーンなのに入り込みきれなくなってしまった。

  • 急にお嬢様キャラが現れる衝撃に震えた

  • 2巻から4巻まで一気に読んでしまったので感想は4巻に

  • 挿絵の地図を制作しました。

  • 2巻も読む手が止まらない!
    あれこれ考えながら読み進めましたが、肝心なところは未だ謎のまま…。
    引き続き二つのストーリーが交互に進む構成で、〈俺〉側の物語は大きく動きます!
    ほんとにまだ2巻分の展開があるのか、アンガス側とどう終着するのか楽しみです!!

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著者プロフィール

2006年、『煌夜祭』で第2回C・NOVELS大賞を受賞しデビュー。著書に「〈本の姫〉は謳う」、「血と霧」シリーズなど。

「2023年 『レーエンデ国物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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