永劫館超連続殺人事件 魔女はXと死ぬことにした (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065351437

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  •  館×密室×タイムリープという特殊設定仕立ての本格ミステリー。母の死をきっかけに三年ぶりに実家である『永劫館』に帰ってきた主人公が、妹を何者かに殺害されるという悲劇を何度も繰り返すタイムリープに巻き込まれ、その事象と関係がある『道連れの魔女』と、真相とタイムリープから抜け出す方法を探すという話で、「特殊設定ものの本格ミステリーの中に『呪い』というファンタジー要素を足して、舞台も産業革命後のロンドン(架空の都市も出てくるが)であるという部分がこの作品を唯一無二の作品にしている。」と感じ、純粋な本格ミステリーでは終わらない味わい深さがあった。また、「タイムリープものは終わらせ方が難しいが、この作品のラストは納得しつつ、希望が持てる終わりかただった。」という満足感もあった。タイトルは勿論、サブタイトルのミーニングもお見事。

  • 『娯楽』★★★★☆ 8
    【詩情】★★★★☆ 12
    【整合】★★★★★ 15
    『意外』★★★★★ 10
    「人物」★★★★☆ 4
    「可読」★★★☆☆ 3
    「作家」★★★☆☆ 3
    【尖鋭】★★★★★ 15
    『奥行』★★★★☆ 8
    『印象』★★★★☆ 8

    《総合》86 A

  • とても面白かった❗

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著者プロフィール

小説家。『傭兵と小説家』でデビュー。

「2021年 『傭兵と小説家 2 The Doll Across The Horizon』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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