- Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065352854
感想・レビュー・書評
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ふーみんの手下に連れ去られた理沙と楽は、倉庫に閉じ込められて大ピンチに!そこへ禅が自分を犠牲にして助けに入った。楽のトラブルが過ぎ去り、禅と理沙の仲は深まっていく。理沙は誰かのために行動できる禅を見習って、文化祭実行委員の代役を務めるが──。
図書館の勉強机にあるついたてってあんな使い方ができるのか!藤もも先生のアイデアすごいな?!向こう側がぼんやりとしか見えないついたてを挟んで座る禅と理沙。そこで禅が「男として見られたい」と本心を語るのがいい!顔が見えないからこそ伝えられる言葉。そこに、どんな表情をしているんだろうと考える余白が生まれるのが憎い演出ですよ!
この返答で、理沙が禅を男として見ている具体例を挙げていくところがグッとくる。意識はしてるんだけど、照れ隠ししてるんだよね。そこが可愛い!それに禅が勉強を続けているのもえらい!というか、勉強しにきたはずなのに、何の勉強してんだよー!と思わずツッコミを入れてしまった(笑)
文化祭実行委員の代役を務めることになった理沙。禅を見習って、人間関係を頑張りたい!失敗をするも、さりげなくフォローしてくれる久間川がやさしい。だが、クマちゃんは禅の過去の知人で、片想いをしているらしく──。禅の過去話も今後語られることになりそう。そんなことはつゆ知らず、失敗した理沙を励ます禅の言葉がいい。
「いっぱい失敗してこいよ オレが笑ってやるから そんで そん中にリサのこと ちゃんと見ててくれる奴が絶対いるから 自信もってカラ回りしてこい」
こんなことを言ってくれる人が欲しいー!!安心して帰る場所があるからこそ、挑戦できる。お互いにこういう風な存在になれたらいいよね。
文化祭も無事に開催!と思ったら、禅と仲間が売上金を盗んだだろうと言いがかりをつけられてしまう。ここでスジと理屈を通して、禅たちを守るのが理沙のカッコいいところ。証明しろって言ってる方が、友だちからの又聞きの噂で禅たちを怪しんでるのが皮肉だよね。自分が直接見て聞いたことを信じる。禅にとっても理沙は心強いバートナーだなと。
さて、今回のふーみんはけん制にきただけだったけど、予告でまた接近してくるとあってハラハラ。クマちゃんとも仲良くできたらいいんだけどね。詳細をみるコメント0件をすべて表示