虎のたましい人魚の涙 (講談社文庫)

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本棚登録 : 496
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065354223

感想・レビュー・書評

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  • 「うたうおばけ」とはまた違う雰囲気でこちらも楽しかったです。家に迷い込んだ蝿でこんな素敵な文章が書けるなんて!と感嘆した。個人的に「竹馬とキートン山田」「るん♪」「わたしはお風呂がだいきらい」が好きです。
    *生姜。生姜のゆるキャラ。
    *働いていると、泣きっ面に蜂どころか、泣きっ面に蜂・ピラニア・猪・カメムシ、というようなときがある。

  • 初くどうれいんさんのエッセイ。
    ずっと読みたいと思っていたけど、やっと読めた。

    やっぱり作家さんは、同じものを見ていても感じるものが違うんだなって思った。
    くどうさんの独特の感性が見れて面白かった。
    センスが溢れている。

  • 今のとこ僕の中で旬なくどうれいんさん。同じ作者の作品を短期間で集中して読むと飽きてしまうことも多いので注意しなければだけど、未読の過去作、読みたい

    #虎のたましい人魚の涙 (文庫)
    #くどうれいん
    24/4/12出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

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  • 感想
    日々努力を重ねる。とても偉い。確かに偉い。だけどそれは疲れる。成長とは己のエネルギーを消費する活動。だけど進み続けなくてはいけない。

  • すいちゃんのような、 友達がほしい。

  • 相変わらずの勢いの文章
    このひとの文は上着を帆にして風を包んでそれを振り回すような(子供が時折やるような)勢いがある
    (情熱的だけど不器用な恋愛は自分には出来ないけどこういう状態の人も居るんだなぁくらいで

    『桃を煮るひと』では大根の面取りのくだり「おまえはおまえの大根を切れ」でやられたが今回はキートン山田の回でやられた笑

  • タイトルが面白いと思い手に取った。どちらも琥珀のことなのですね。初めての作家さん、そんなにエッセイは読まないのだけど。
    まだ20代の若い方でどんな話を書くのかと思っていたけど、全部読んで感じたことは「頑張ってんなー」でした。
    日々頑張ってます!とガツガツしたところがあるわけではなく、なんか頑張ってんな、疲れてるんだな、そんな感じ。なんだか共感できるところがある。
    父親が作ってくれた鍋でのうどんの話。ほんとに大したことない些細なことで、感情が爆発して止められなくなることって、確かにある。
    花屋の開いてる時間に、本屋の開いてる時間に帰りたい。開いてる時間に買い物できる知らない人のことを羨んだり妬ましく思うことって、確かにある。
    そしてそれを気遣われることでさらに落ち込んだり腹が立ったりする。
    わかるー!って何度か膝を連打した。

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著者プロフィール

歌人・作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身・在住。著書に、第165回芥川賞候補作となった小説『氷柱の声』、エッセイ集『わたしを空腹にしないほうがいい』『虎のたましい人魚の涙』『桃を煮るひと』、歌集『水中で口笛』、第72回小学館児童出版文化賞候補作となった絵本『あんまりすてきだったから』などがある。

「2023年 『水歌通信』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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