- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072541890
作品紹介・あらすじ
とうとう「ネバーランド号」までが、悪名高い"黒ひげ"ひきいる海賊船におそわれた。黒ひげの狙いはもちろん、史上最大の宝がつまっているというトランクだ。はげしい嵐のなか、トランクを守ろうと必死に戦ったピーターとモリー。けれど、ピーターは争いのさなか、海に落ち、モリーもピーターを追って、さかまく波間に身を投げた。やがては、岩礁にたたきつけられてくだけちる…。海にほうりだされた子どもたちは、ある島に流れつく。切りたった崖と、美しい入り江、深いジャングル、そして奇妙な音-そこは、ふしぎがつまった島だった。
感想・レビュー・書評
-
皆が良く知るピーターパン
彼はどうやってピーターパンになったの?
その始まりが描かれた作品下巻。
身よりのない孤児として孤児院で育ったピーターは
同じ孤児仲間の少年たちと一緒に
暴君の治める国へ連れていかれるために
オンボロ船「ネバーランド」号に乗ることになる。
船で出会った可愛い女の子、モリーはどこか秘密がありげで
更に船の中で不思議な現象にあい
船の積み荷を狙った海賊「黒ひげ」の魔の手、そして直撃する大嵐と
災難続きのネバーランド号はどうなるのか?
というのが上巻の話で
下巻では船は難破して、ピーターたちはとある島に流れつくことになった
ワクワクとハラハラの大連続
狙われた積み荷を奪われては取り返しまた奪われて
少年たちはどうなってしまうのかーー!?
空飛ぶ少年がまだちょっぴり普通だったころのお話詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
5人の少年達が孤児院から連れ出され、「ネバーランド」という名の船に乗せられた。
そして、少女モリーと知り合う。
ふたつのトランクが、「黒蜂号」と「ネバーランド号」にそれぞれ乗せられた。
そして「海の悪魔号」が「黒蜂号」と速さを競おうと出航していた。
この三つの船が絡まりあい、やがてトランクの中身と【星の守護団】の関係が明らかに。
ピーターはトランクを守ろうと戦い、そして。
・・・バリの『ピーターパン』のパロディですね。
ネバーランドに辿り着くまでの、
何故ピーターが空を飛べるようになったのか、
何故、永遠に年をとらない少年のままなのか、
妖精ティンクの生まれた理由など。
うまく話を繫げてあって、読後に違和感がありませんでした。
章も細かくわかれていて読みやすく、話の展開も面白い。