- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072622896
作品紹介・あらすじ
現役の小児科医で、8人の子育てを体験したウイリアム・シアーズと看護師の妻マーサによる、日本語版発売から8年、新しい情報を盛り込んだ21世紀の育児書、改訂版。
感想・レビュー・書評
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8人の子を育てた小児科医のシアーズ博士と、看護師の妻マーサの書いた育児本で、辞書サイズ。
抱き癖がつくのであまり子どもを抱き上げるのはよくないのでは?という当時の育児観に対して、「子育てがうまくできている家族ではアタッチメントがうまくできている」という発見をベースに、アタッチメント・ペアリンティング(母乳育児、赤ちゃんと積極的に密着する、赤ちゃんの出す合図に応える)を推奨する本。
興味がある部分だけつまみ読み。
赤ちゃんの要求に応えないと、学習性の無気力状態になっていくので、積極的に応え密着するべきという主張は理にかなっているとは思った。ただ日本の医療事情にそぐわない部分(会陰切開を避けましょうなど)もあると思うので、無理なところは無理と読み流せば良いと思う。あとは「安全な環境を整える」の章を読んだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
星10
この本に出会えて幸せ。
子供がずいぶん大きくなってからでも、この本のおかげでいい親子関係ができていると実感している。
アタッチメントのおかげで、育てにくい子の子育てが楽になる。 -
とにかく分厚いので産後しばらくは開く気は失せます。余程の読書好き以外には贈るのは躊躇われます。でも内容の充実具合から本人が買うのに損はないかと思われます。赤ちゃんなんてしばらく泣かせておけば良いと言われてもやもやした気分になるなら特に必須。どんどん抱っこして絆を作ることを推奨している本です。小児科医さんなので病気関連も詳しいですが、写真がないのでちょっと分かりづらいところも。
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0歳〜2歳までの育児書とのこと。
正にバイブル!な分厚さ、字の細かさ。その割にスルスル読める。
「躾」の概念を覆す一冊。
不安が解消されるので、妊娠中に読んでおくのが良いかも。 -
★4つ
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妊娠後期に図書館で借りて、主に低月齢時の部分を産後の予習を兼ねて読んだ。
私の両親世代にとっては理解しづらい部分もあると思うけれど、アタッチメント・ペアレンティングという考え方に私自身は共感できるし、周囲からどう思われようとも実践していく価値はあると思った。
子の成長に合わせて読み込んでいきたい本。次は購入するかも。 -
幼児についての全てが書かれているといってもよい。
この本だけに、世に出ている本の全てが凝縮されている。
それぐらい内容は幅広い。 -
現状に関係のある部分と自分に興味のあるパートだけを拾い読み。
この手の本をそこそこ読んでるせいか、目新しいことはそんなになかった。
ただ育児に関するノウハウ?を広いカテゴリで丁寧に説明されているので、
子育てするときに手元にあると結構便利かもしれない。
なんとなくトレイシーホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全と
似たイメージだったかな…。
こちらの本の方が
・いろいろ優しい
・アタッチメントについて詳しい
・双子や障碍のある子の育児についても触れてる
子育て大全もこの本も、できれば子供がもっと低月齢(あるいは妊娠中)から
読んでおきたかった。 -
図書館で見た上で購入に踏み切った本。
初めての育児、とりあえず一冊家におくならこれ、という本。
家族が本読みなのであれば、家においてしまって、ここはこの本の通りにやるよ、ここはこう変えるよ、とすると、不要なトラブルを避けられると思われる。
0ヶ月〜2歳までが小児科医視点で網羅的だが、特に0〜3ヶ月位の、初産核家族では身動きが取りにくい時に重宝する。
妊娠中に目を通しておける方がよいが、アトキンス並みの重量なので読み難いかもしれない。
アメリカと日本で違う部分、スリングの受け取り方などあるので、できればまずは図書館で。
そんなゆとりがなければ買いな本だと思う。
原生反射が図示されているものはなかなかないので、それだけでも個人的には楽しめた。