- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784072761403
作品紹介・あらすじ
風と競争して、虫とケンカし、雨と遊び、木に挑みかかる。世界を丸ごと楽しんだ少年のころ-くだらないことが大冒険だったあのころ。春も夏も秋も冬も、ぼくたちはおもいっきり走って、とんで、笑って、泣いて、ぼんやりした。
感想・レビュー・書評
-
男の子たちが、四季を思いっきり楽しんでいる。
わんぱくさが、ほほえましい。
自然の中で体験したことを絵と俳句のかたちで描いている。
春〜凧とつなひき。バッタを逃す。川の流れを石でとめる。ホットドッグをえさにつり。
夏〜松の木に登りたい。蚊にさされる。星空を見上げて、点をむすぶ。石投げで水の輪を作る。
秋〜セミの声を消したのは誰?心はまだ夏。鹿の足跡を追う。石ころを蹴り。葉っぱの山が笑う。ガマのほわたを打ちつける。
冬〜口をあけるとふあふあと冬。雪の一日をつくりだす。黒い木に投げる雪玉。つららがしゃべる。真っ白な松の木の中で冬眠のクマのきもちになる。
あっ、雪だるまの具合が悪いみたい。
絵を見ているとおもいっきり季節を楽しんでいる様子が、よくわかる。
そう、子どものころは、暑さ寒さも関係なく外でおもいっきり遊んでいた。
今は、紫外線もキツくて熱中症対策も必要で、この辺りでは雪が降ることも積もることもない。
昔を懐かしみながらしばらく絵本を眺めていた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ぼくたちはおもいっきり走ってとんで笑って泣いてぼんやりした」 ぼんやりした が、いいですね。
-
リズムがある
-
子供は遊びの天才だから、おもちゃなんかなくても外でとても楽しめる‼️