敗者の読書術―圧倒的な力の差をくつがえす発想法

著者 :
  • 主婦の友社
3.21
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本棚登録 : 100
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072995204

作品紹介・あらすじ

テレビ東京の気鋭のプロデューサー/ディレクターが、番組企画の発想に役立つ読書法を公開します。制作費がかけられないから始まってビハインドだらけの圧倒的弱者が、いかにして世間の話題になる企画を立てるのか? 予算がない中で企画、販売をするビジネスパーソンにも役立つはずです。ポイントは「面白さを見つける」こと。著者の独自の着眼点に沿った読書術が、さまざまな事象の面白さを浮き彫りにして、企画へと結びつける。そうした頭を使った企画があなたもできるようになること請け合いです。第一章 自分の得意分野を作る本を読む/第二章 絶対に人の読まない本を読む/第三章古本屋で遊ぶ/第四章 敗者の住むべき家を決める読書術/第五章 企画を作るための読書術①~街に感じやすくなるための読書術/第六章 企画を作るための読書術②~人に感じやすくなるための読書術/第七章 製品の世界観を作るための読書術/第八章 自分の武器となる本を見つけるための読書術/第九章 敗者のための読書術とは

感想・レビュー・書評

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  • 【自分の武器を見つける思考法】
    こんにちは!ぶくろぐです!
    22冊目読破です。
    【学んだこと】
    ・知見を広げるために誰も読まない本を読む
    ・新しいクリエイト作品を作るためには、新しさ・視聴者のニーズ・自分の価値観の表出のバランスをとることが必要。この交点を上手くハメる。
    ・マニアックすぎると皆の興味がわかない、興味が湧くまでの筋道をつける。
    →身近なことで置換える?
    ・自分の琴線に触れた本は繰り返し読むべき。なぜ自分の意を得たのか考えて何度も何度も読むこと。

  • 『家、ついて行ってもいいですか?』等の人気番組を手掛けテレ東プロデューサー高橋氏による、読書の指南書。キー局と比べ、圧倒的に予算のない中、生み出される興味深い企画は、『敗者の読書』によって生み出されてきた。
    『現代の自己啓発本は勝者が書き、過去(古典)の自己啓発本は敗者が書く』など、面白い視点が多々ある。古書を探しに行こう。

  • 「1秒でつかむ」と内容が重複しているので、読書についての記載部分だけ読んだ。

    新たな価値観を生み出すための読書術=非即物的な武器を得るための読書:①自分の職業と直接関係のある技術書ではなく②趣味で読む本でもなく③長期的な視野で企画作りや、職業に対する価値観の醸成のために読む本

    「いい!」と「感じる」ために必要な力:①違和感を見つける力(観察眼と好奇心)②違和感の正体について仮説を立てる力(違和感を面白いと感じる力)③違和感の正体について実際に解き明かす力

    繰り返し読む本を作る:自分の価値観・興味の表出(なぜその方が自分の意を得たのかじっくり考えながら何度も読む、ツッコミながら読む)

  • 筆者の方は歴史の本をたくさん読んで、そこに強みがあるそう。
    みんなが読む本ではなく、古典やちょっと古い本に突っ込みながら読むと面白い発見が出るらしい。
    ただぼーっと賛同しながら読んでるのではなにも得られない。やはり対話、が大事なのかも(今朝「取材学」の本で大発見だったのだが)
    以下抜粋。

    ・敗者であると言うのは武器なのです。敗者が敗者であることを客観視し、それを自覚し、適切な向き合い方をした場合に限り。

    ・読書のコツ
    1.行動に移さなくてもいいから読む
    2.誤読してもいいから読む
    3.突っ込みながら読む
    4.逆の立場になって読む
    5.繰り返し読む本を作る
    ※自分の武器となる本を見つけることが大切

    企画や番組づくりに生きる
    (新しさ・自分の価値観プラス・視聴者ニーズ)

  • 最新著作「1秒でつかむ〜」を読んで、引用された書籍や映画、テレビ番組を自分もほぼカバーしていて嬉しかったので遡り読了。
    (アクトオブキリングからテレクラキャノンボールまで)
    文書の端々に物凄い教養が見え隠れするその一端を垣間見ることが出来た。古典、読むべし。人間の根本的普遍的なエッセンスはやはり長らく読み継がれてきた先達の言葉にこそ宿るものがある。忙しい人ほど読書する。時間がないと言い訳はできない。

  • ●たしか『日経MJ』だと思うが、テレ東の高橋弘樹さんのことが紹介されていた。その記事の内容が非常に面白く、また著作の紹介もあったので、すぐにアマゾンで調べてこの本を手に取った。

    ●直接仕事に関係がなく、自分だけの得意分野となりえる、
     ゼッタイ誰も読まない本を読むこと。

  • 企画を生み出す時に参考にする本
    今はまだ読む時じゃなかったかも。
    また読む。

  • 4〜5

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著者プロフィール

高橋弘樹
映像ディレクター。1981年生まれ、東京都・錦糸町育ち。早稲田大学政治経済学部卒業後、2005年テレビ東京入社。『家、ついて行ってイイですか?』『ジョージ・ポットマンの平成史』などを企画・演出。2021年よりYouTubeチャンネル「日経テレ東大学」の企画・制作統括を務める。2023年2月末でテレビ東京を退社。同年3月より自身が代表を務める株式会社tonariでビジネス動画メディア「ReHacQ(リハック)」を開設。同名のYouTubeチャンネルは数日で20万人登録を突破。著書に『1秒でつかむ』(ダイヤモンド社)、『TVディレクターの演出術』(筑摩書房)、『都会の異界 東京23区の島に暮らす』(産業編集センター)、編著書に『天才たちの未来予測図』(マガジンハウス)などがある。

「2023年 『ひろゆきツアーズ 世界ぐるっと物見遊山の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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