- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784074030866
感想・レビュー・書評
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ミステリの風味があり楽しめる巻。フレア姫がいい感じ。
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プジョル将軍の結婚式に参加するため、ガジール辺境伯領へとやってきた善治郎とフレア姫は、外国使節団との騒動に巻き込まれる
さらに、ガジール辺境伯の次女・ニルダの身元問題も絡み、その騒動は国際問題になりかねないほど大きくなっていくのである
善治郎はフレア姫の協力を得て、騒動を収める、、というのが本巻の流れ
そんな騒動の解決に向けて距離が近づくフレア姫と善治郎
騒動に立ち向かうフレア姫、貞淑を装うフレア姫、事件の解決に興奮するフレア姫、善治郎にほのかな恋心を抱くフレア姫、暴走して夜這いしようとするフレア姫、、、
とにかくフレア姫が可愛いということがよく分かる1冊でした -
前回に引き続きフレア姫の側室入りを軸に描かれる。まぁなんだかなというところもなくはないが、淡々とした面白さは健在。もうちょっと刊行ペースが早いとありがたいのだけど。
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ゼンジロウ、フレア姫と交流を深めるの巻。プジョル将軍の結婚祝いに、フレア姫を伴い辺境まで出掛けるゼンジロウ。その滞在中の話なので、女王アウラと息子・善吉とはしばしお別れ。
フレア姫が竜を狩り客人に振る舞う様を見たり、辺境伯次女を守るためにフレア姫に助力を請い王族としての務めを果たそうとするなど、ゼンジロウとフレア姫の絆を深める一巻だった。日本人のゼンジロウが理解できる貴族社会の面倒くささと、サラリーマンとしての経験からくる判断力とで、政治的に難しい問題を悩みつつもなんとかしようとする意気がこの物語の面白いところと知りつつ、読んでいて疲れる。こんだけ自分で自分の首を絞めちゃあ、側室を持つことは避けられないだろう。