無欲の聖女 2 (ヒーロー文庫)

著者 :
  • 主婦の友社
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本棚登録 : 44
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074205936

作品紹介・あらすじ

侯爵令嬢レーナと身体が入れ替わってしまった守銭奴で孤児のレオ。レオノーラという新たな名前を付けられ、レーナの代わりに学院生活を送ることになった。本人は金にがめつい行動を取っているだけなのだが、その突き抜けた強欲さと、たどたどしい話し方が功を奏し(?)、無欲で高潔な少女と思い込まれる日々が続いていた。一方、孤児院暮らしを続けるレーナは、人情味ばかりが持てはやされ、自分の知識が通用しないことに苛立ちを募らせ、やがて感情を爆発させてしまう。ところが、偶然、母親に聞かれてしまい、レーナは母親と自分の過去とに向き合うことになるのだが??????????????。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。やはり勘違いを描かせたら天下一品なのではないか。と思ってしまう。他にもこんな風な一貫した勘違い無双ストーリーというのはあるんだろうか。
    異世界とりかえばやストーリーだが、勘違いで祭り上げられていく”無欲の聖女”レオノーラ、レオの勘違いと周囲の人々との勘違いの隔たりがさらに加速していく。笑えて、ストレス解消になりますな。オビの煽りが少々勘違いなのが、現読み手まで勘違いさせるのか!と、そこまで思わせる。勘違いのズレの妙を楽しみたい人必読か?(笑
    ロマンチックでも工口でもなんでもなく、健全なコメディです。レオがどんどんパタリロドマリネーラに見えてきます。
    私は非常に好きです。

  • 早く己の体に戻れないか、と思いつつ
    ただ飯ただ紅茶ただ布団にふらつく外見美少女。

    前回から続く勘違いが、さらに大きくなっていってます。
    ここまで大きく…というか、繋がっているのか、と
    主人公側と他者側のギャップがすごすぎて…w
    体の持ち主がどうしてあんな性格になったのか、とか
    どういう事だったのか、という謎も見えてきたり。

    解決して終了、で3分の2。
    残りは後日談、という状態ですが
    これもまた勘違いが転がって肥大に。
    ついでに前回の最後に知り合い(?)になって
    今回結構出てきた彼の家族も。
    いや…でもまさか、そこの持つもの、だとは
    誰も思いますまい…。
    の前に、疑う事がかわいそうな気も?w

  • とても面白かった。シリーズとして大当たりだと思う。基本的に女の子の体に入れ替わった男の子の言動を周囲の貴族が勘違いしてどんどんあがめられていくようなストーリーだが、勘違いのさせ方の構成力も、女の子の可愛さの表現力もピカイチであっという間に読み切ってしまう魅力がある。

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著者プロフィール

2016年『無欲の聖女』を出版して以来、『神様の定食屋』『地獄の沙汰もメシ次第』(双葉社)、『シャバの「普通」は難しい』『貴腐人ローザは影から愛を守りたい』(KADOKAWA)など多数手がける人気作家。圧倒的な登場人物の魅力と、爽快感あふれる展開に、読者から熱烈な支持を受けてやまない。Twitterアカウント @satsuki_nkmr

「2022年 『白豚妃再来伝 後宮も二度目なら 二』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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