「ズバ抜けた問題児」の伸ばし方 ― ADHDタイプ脳のすごさを引き出す勉強法 ( )

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  • 主婦の友社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074269631

感想・レビュー・書評

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  • こんな考え方もあるよね。

  • 康ノ介対策として読んだ。
    いかに楽しませるか。
    コンプレックスを与えないか。
    色々なことに意識がいってしまう性格なだけ。

  • 発達障害は病気じゃない。金の卵。
    育てるのは楽じゃないが、生まれ持ったすばらしい才能を伸ばすための適切な育て方がある。

    著者の主張は、ある程度頭でわかっていたことに対して、間違ってなかったんだ、と勇気づけられることが多い。
    特に、現代教育システムが「問題児」を生み出すという主張に共感し、公立校以外へ目を向けるトリガーとなった。

    楽じゃない育児の毎日だが、子どもの才能を見いだし伸ばしていくという基本的な姿勢を、常に心がけていたいものだ。

    ズバ抜けた問題児を育てる8つのルール
    ①絶対にコンプレックスを与えない
    ②がまんさせるのではなく、おもしろがらせる
    ③小学校時代はとことん遊ばせる
    ④豊かな自然体験をさせる
    ⑤内容にこだわらず、子どもがおもしろがる本を与える
    ⑥ゲームやスマホを与える時期はできる限り遅くする
    ⑦しつけは端的に。ある日突然「わかる」ときが来る
    ⑧子どもの導師となる「運命の人」を探す

  • 『知ってはいたがたぶん我が子は天才だ!!』と改めて思える本

    うちの長男がやんちゃすぎるので。。。というかグレーゾーン…いや黒か…

    それはさておき、ADHDを前向きに捉え背中を押してくれる良書。子育てに悩む親世代は、たとえ子供がADHDじゃなくても得るものがあるのではと思います。

    前半は、「ずば抜けた問題児」を育てるためのルール。
    後半は、「ずば抜けた問題児」の受験にまつわる話題と構成されているので、僕の場合は、子供の将来も含めて考えるのに有意義でした。

    同じ悩みを持つ人たちには、ぜひ読んでと勧めたい本です

    【ずば抜けた問題児を育てるための基本ルール8】
    ①絶対にコンプレックスを与えない
    ②我慢させるのではなく、面白がらせる
    ③小学校時代はとことん遊ばせる
    ④豊かな自然体験をさせる
    ⑤内容にこだわらず、子どもが面白がる本を与える
    ⑥ゲームやスマホを与える時期はできる限り遅くする
    ⑦しつけは端的に。ある日突然「わかる」ときが来る
    ⑧子どもの導師となる「運命の人」を探す

  • ADHDかどうかにかかわらず、そんなずば抜けた問題児はクラスに1人や2人はいたのではなかったろうか。今やすっかり牙が抜かれてしまったが、自分もそんな1人だったかもしれない。そんなずば抜けた問題児の習性を面白くもまじめ解き明かし処方箋もしくは処方箋のきっかけを与えてくれる。面白くて一気読みしてしまったが今一度じっくりと読み返して後悔のない時間を過ごしたいものだ。

  • これまでの松永氏の著書「男の子を伸ばす母親はここが違う」「男の子は10歳になったら育て方を変えなさい」等で書かれている内容を、本書で言う「問題児」(ADHDタイプ脳)を持った子向けに書いた本、という感じです。

    最初、発達障害の子向けと思って期待したけど、むしろADHDや自閉スペクトラムの特性が少しあるかな~?程度の、ごく軽度のお子さん向けのように思えます。

    で、そういったお子さんをもつ親御さんに役立つのがPart2~4。
    Part2は子育ての基本ルールが8つ挙げられています。どのルールにも共通するのが「おもしろがらせること」。
    確かに、発達障害児に「~べき」や我慢は難しい。いかに興味を持たせてやらせるかが重要です。

    Part3は科目別の勉強法が書かれています。これまでの著書に書かれていたことと特に変わりませんが、塾の選び方については「大手の一斉授業の進学塾」がいいのか「個別指導」がいいのか等、最近の情勢に合わせた内容で書かれているので、ちょうど塾探しをしている息子がいる我が家では役立ちました。

    Part4は進路について。受験の話がメインで、中学受験するか?公立・私立どちらにする?等の話で、支援学級や支援学校の話が出てこない。
    発達障害アリだけど、支援学級や支援学校という選択肢までは大げさかなぁ・・・ぐらいのお子さんにとってはちょうどいい情報かもしれません。支援学級・支援学校を視野に入れる場合は参考にできる本はたくさんありますが、これぐらいの程度の子の参考にできる本はほぼ見かけなかったのでありがたいといえばありがたい。

    我が家の場合は長男(診断なし・でもちょっと怪しい?程度)、次男(診断アリ・でもごく軽度で興味を持てばしっかり勉強はする)、末娘(診断アリ・学習に若干困難アリ)という構成。上二人にはちょうどいい本でした。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒。教育環境設定コンサルタント。学生時代にバイトで始めた家庭教師が天職となる。奇跡の合格と学力不振解決を続々成功させ、「カリスマ家庭教師」とも呼ばれる。専門は国語記述解答と小論文指導であるが、音読法、作文法、暗算術など数多くの学習法や能力向上メソッドを開発。最近は、焚火教育とリベラルアーツの実践に力を入れている。講演は「マシンガントーク」と評される。『男の子を伸ばす母親はここが違う!』『超音読法』(扶桑社)、『中学入試国語選択ウラのウラ』(主婦の友社)など著書多数。

「2013年 『必殺 センター古文』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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