甲子園はもういらない…… それぞれの甲子園

著者 :
  • 主婦の友社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784074479948

作品紹介・あらすじ

2020年5月20日。春のセンバツに続き、夏の甲子園も開催中止! これは、感染拡大が止まらない新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮して下されたもの。100年の歴史を誇る甲子園が戦時下以外で中止になるのは、初めてのことだ。機会を逃した選手たち、甲子園に続く予選を失った球児たちはどんな思いでこの半年を過ごしたのか? さまざまな不安を抱える選手たちを指導者はどんな言葉で鼓舞したのか? 最後の夏の甲子園へのチャンスを失った球児、関係者は何を思ったのか?野球エリートが集まる強豪校も、弱小野球部も甲子園を目指す権利はあったのに……彼らには負けるチャンスも与えられなかった。夏の甲子園やその予選が行われない限り、スポットが当たることのない彼らの戦い――三年生にとって二度と戻ってこない甲子園への熱い思いを、選手や監督の証言、練習ノートやLINEなどをもとに、各都道府県の代替大会を追いながら記していく。

感想・レビュー・書評

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  • 全国野球少年の夢、甲子園。コロナで中止となった大会。目標を失った高校球児と指導者の苦悩。試行錯誤しつつ野球をする意義を探る人々を追った作品。

    新形コロナは正に異常事態。出場の決まった大会が中止。地方大会も独自大会としてのみ行われた。

    甲子園を目指してきた球児たち、そして指導者は、異常な事態にどのように立ち向かったのか。そして甲子園だけではない野球の意義とは。

    元球児のノンフィクション作家が追ったひとつの時代。

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著者プロフィール

1968年愛媛県生まれ。立教大学野球部4年時に23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。近著に『補欠のミカタ』、『それぞれの甲子園』『野球と暴力』他多数。

「2022年 『トーキングブルースをつくった男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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