潔く柔く映画化スペシャル (SHUEISHA Girls Remix)

著者 : いくえみ綾

• 集英社 (2013年10月18日発売)

感想・レビュー・書評

[元姫さんの感想 · 2013年10月19日]

これは凄く好きだったまんが、リアルタイムで掲載誌で読み、コミックは何度も読み返した後実家のベッド下収納に四年弱保管している。映画化公開前夜祭でぜんぶ読み返したかったんだけど、かなわず、きのうの夜、立ち寄った本屋さんで偶然見かけ、仲間とごはん&お茶するもうわの空、帰り道近所のコンビニで、四冊くらい入荷していて、迷わず買ってしまった。
中身は最終章のカンナ＆禄編の3冊ぶんくらいを通読できる。少し追加ページあるかも？そして、コミックすのブンテンはそのままでした❤
はじめてカンナ編を読んだ日のこと、キヨヤワ1巻を何度も何度も読み返したこと、カンナ＆ハルタからの梶間＆由真編の前後編コンボは秀逸過ぎる、揃えてちょうだい？がだいすきすぎたこと、過ぎ去った日々の泡、いくえみ男子、他人事ならばぼんやりできるのにいざ自分のこととなると急に気持ち悪くなってしまうイチエちゃんに、あいちゃんの作る和食と玄米ごはんのおにぎり、あいちゃんといちえちゃんだか瑞希ちゃんは大学ですれ違い声を掛け合う、梶間くんと瑞希ちゃんは希望で繋がる、ロクちゃんをだいすきなのぞみとむっちゃんとおかっぱな魔法少女まんが家とみちかちゃんと千家百花で、カンナちゃん。
大根足、メロンワークス、マスターのナポリタン、ねねちゃん、夢が夢を呼ぶ夏の始まり、みちかちゃん？、アサミ？、ハルタ？、思い込みが見せる幻覚とシンクロするなきものの声、チョイ悪上司と痛い大物少女まんが家は共に部外者、古屋寿のGJからの老衰フレンチ、宇宙までひとっ飛びするコース、デザートに次ぐデザート、今夜はなんでも正直に、今ではコンプライアンスキビシイ会社電子メールの応酬、ナナ回忌に重なるストレス性難聴、動かない小指、エクレア、アイスコーヒーは苦い、リヤ泥のヒレカツ弁当、これから会社でひとり、ドラピ、ロングブーツ、15歳のまま、清正くん、ロクちゃんの朝マック、涙、梶間GJからのgdgd告白、不思議な帰省、ハルタに会いに行く、サイハイブーツ、10月、23歳になる、わたしたちはどこにも行けやしなかった、うん、行こう、どこまでも、ふたりで。
バリヤ！なつかしい、いろんなこと思い出したし、全部、消化していたことを再認識できた。
ゆっくり、カンナ編だけ、読み返せてよかった、いくえみ綾、少女まんが巧いな～❤
キヨヤワ、オムニバス漫画の最高峰！

著者プロフィール

いくえみ綾（いくえみ りょう）
1964年生まれ、北海道名寄市出身。ペンネームは、くらもちふさこ作品『小さな炎』『白いアイドル』『糸のきらめき』三作、各登場人物の名前に由来する。
1979年、14歳のとき『別冊マーガレット』「マギー」でデビュー。2000年『バラ色の明日』で第46回小学館漫画賞、2009年『潔く柔く』で第33回講談社漫画賞少女部門を受賞。
代表作はのきなみ映画・ドラマ化されている。実写映画化された作品として、2013年に長澤まさみ・岡田将生主演の『潔く柔く』、2018年に小瀧望（ジャニーズWEST）と黒島結菜主演の『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』。テレビドラマ化された作品としては『あなたのことはそれほど』があり、2017年ドラマ化。内容と、主演の波瑠、助演の東出昌大が高い評価を受けた。
愛猫家としても知られ、コミックエッセイ作も描く。『彼の手も声も』における青い水着・白のタンクトップのワンカットが、渡辺満里奈の写真集の衣装をモデルにしていたことで話題になった。