アジア人物史 第7巻 近世の帝国の繁栄とヨーロッパ

制作 : 青山 亨  伊東 利勝  小松 久男  重松 伸司  妹尾 達彦  成田 龍一  古井 龍介  三浦 徹  村田 雄二郎  李 成市 
  • 集英社
3.50
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (808ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784081571079

作品紹介・あらすじ

カバーイラストは荒木飛呂彦描き下ろし!

評伝を積み重ねて描く、本邦初の本格的アジア通史全編書き下ろし。

「アジア」と名指される広大な領域を、東西南北、古代から21世紀へと、縦横無尽に駆けめぐる。
現代のアジア史研究の第一人者である編集委員たちと、東洋史研究の伝統を継承した人々が、古代から21世紀までを展望し、圧倒的個性を掘り起こす!

「月報」エッセイ・田中優子

イスマーイール1世/スレイマン1世/
エヴリヤ・チェレビー/アクバル/ザビエル/
豊臣秀吉/光海君/李舜臣/李滉/李珥/鄭成功/
康熙帝/黄宗羲/ダライ・ラマ6世/ニャウンヤン/他。

感想・レビュー・書評

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  • 人物を切り口にしたアジア史通史シリーズ。16世紀から18世紀をとりあげる。思想や文化関係からも取り上げるなど意欲的なラインナップ。取り上げ方は人によって色々あるから、これはこれでいいんじゃないかなと(万人が納得なんてのはない)。

    https://historia-bookreport.hatenablog.jp/entry/2023/01/09/212556

  • 16,17世紀アジアに君臨した大帝国や強力な政権は、その後のヨーロッパによる世界征服前の、最後の栄華を飾る観があり、特に1500年代に現れた、スレイマン、信長、秀吉、アクバル、ヌルハチ、アッバース等々傑物の人生が所々重なり合う様は黄金時代の様相。それを成した要素の一つに銀の世界的還流による好景気があり、世界がゆるやかに纏まりつつあった過渡期と位置づけられる一方、海を通じた東から西への進出が見られなかったのは、次の世紀からの趨勢を決めたのかもしれない。アジアという括りで展開する本シリーズは、日本人が普段"世界史"では聞かない重要人物の事績に触れるメリットがあるが、その分取り上げる人物選定は難事のはずで、選出の妥当性については本書一冊だけでは何とも評価出来なかった。

  • 282||Mi||7

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